不登校支援の充実に向けた基本方針
本市では、不登校児童生徒数が年々増加していることから、これまでの支援の現状と課題を検証するとともに、今後の不登校支援のあり方について検討するため、有識者等で構成される「今後の不登校支援のあり方に関する検討委員会」を開催してきました。このたび、その意見をもとに文部科学省から示された不登校対策COCOLOプランも踏まえ、「不登校支援の充実に向けた基本方針」を策定しました。
今後、この方針に基づいて、不登校支援の充実を図っていきます。
1.基本的な考え方
登校のみを目標とするのではなく、すべての児童生徒に多様な学びの場を確保し、児童生徒の意思を尊重しつつ支援することとし、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立できることを目指します。
2.支援の方向性
不登校の要因や背景は一人ひとり異なることから、児童生徒・保護者が必要な支援を受けられるよう、学校が早期の状況把握と早期支援を行うとともに、学校と教育委員会事務局が連携して、多様な学びの場の確保と積極的な情報提供を行いながら、個々の状況に応じてきめ細かな支援を行います。
〇 行きたくなる学校づくり
〇 早期の兆候把握と早期支援
〇 不登校児童生徒への支援の充実
〇 保護者サポート・民間施設等との連携推進
不登校支援の充実に向けた基本方針(PDF:1,088KB)
不登校児童生徒の増加とその態様の多様化に対応し、その個々の状態に応じた指導を行うことにより、学習意欲、自立心、社会性等を育て、主体的に社会的自立や学校復帰に向かうよう支援を行っています。
不登校支援関連の取組
1.スクールカウンセラーの配置
公立中学校区に原則2名を配置し、すべての小中学校で定期的な相談活動を実施する。また、高等学校や特別支援学校等においても、相談活動を実施する。
- 児童生徒へのカウンセリング
- カウンセリング等に関する教職員及び保護者に対する助言・援助
- 児童生徒のカウンセリング等に関する情報収集・提供
- その他児童生徒のカウンセリング等に関し各学校が適当と認めるもの
2.こうべっ子悩み相談
<電話相談>毎日24時間
「いじめ・体罰・こども安全ホットライン」
いじめ(ネットいじめ)・体罰・被害のおそれを有する児童生徒に関する相談窓口
0120-155-783(フリーダイヤル)
078-361-7710(有料)
0120-0-78310(全国統一教育相談ダイヤル)
<電話相談・面接相談(予約制)>相談日時:月曜~金曜 9時~17時
総合教育センター教育相談指導室
青少年育成センター及び各教育相談所(市内7カ所)、特別支援教育課教育相談室、人権教育課相談室
こうべ学びの支援センター、こども家庭センター、各区こども家庭支援室
3.教育機会を提供している民間の団体等との連携連絡会
毎年8月、過去3か年に出席認定の実績があるフリースクールが参加し、「教育機会を提供している民間の団体等連絡会」を開催。
(令和3年は10月開催予定)
令和3年度から、スクールカウンセラー・スーパーバイザーやスクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー、不登校担当教員も参加することとしている。
民間施設についてのガイドライン(神戸市)(PDF:138KB)
5.不登校支援に関する情報について
<フリースクール等民間団体に関する情報>
教育機会を提供している民間の団体 事業説明資料(PDF:10,610KB)
不登校の要因は多岐にわたり、いくつかの要因が複合している場合も多く、必要な支援等も様々
です。本資料には、各団体が活動内容やその特色等をまとめた情報を掲載しています。当事者であ
る児童生徒やその保護者が多様な選択肢の中から主体的に選択できるよう、本資料をご活用いただ
ければ幸いです。
なお、資料内容についてのお問合せ等については、各団体へ直接お願いします。
<上記資料に掲載した民間団体等>
① 本市の児童生徒に対して指導要録上の出席扱いを行った実績がある団体
② 義務教育段階の児童生徒を受け入れている団体
③ 学習支援、体験活動、仲間づくり等、社会的自立につながる活動を実施している団体
<他部局が提供する不登校支援に関する情報>
(こども家庭局こども青少年課)
○子育て応援サイト「ママフレ」(こどもの居場所づくり)
https://kobe-city.mamafre.jp/child_place/(外部リンク)
○こどもの居場所ポータルサイト
運営:社会福祉協議会
https://www.kobe-sishakyo-kodomo.jp/(外部リンク)
(福祉局相談支援課ひきこもり支援室)
○神戸ひきこもり支援室(ひきこもり相談窓口)
#8900 つながらない場合は、078-361-3521
E-mail:hikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp