五色塚古墳

最終更新日:2024年8月8日

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リーフレット

jpgリーフレット(PDF:1,836KB)

住所と最寄りの駅

住所

垂水区五色山4丁目1番地

最寄りの駅

  • 山陽電鉄霞ヶ丘駅から徒歩5分
  • JR神戸線垂水駅および山陽電鉄山陽垂水駅から徒歩10分

所有者

神戸市・国・垂水五色山アーバンライフ管理組合

指定

国指定史跡

  • 1921(大正10)年3月3日(指定)
  • 1974(昭和49)年5月22日・1979(昭和54)年7月2日・2006(平成18)年7月28日(追加指定)

重要文化財(考古資料)

  • 2012(平成24)年9月6日(指定)
埴輪や土器のうち、合計80点が指定されています。

神戸市指定有形文化財(考古資料)

  • 2010(平成22年)3月19日(指定)
  • 2021(令和3年)4月6日(追加指定)
重要文化財以外の埴輪や土器・石製品・玉類など、合計338点が指定されています。

五色塚古墳の解説

五色塚古墳は(千壺古墳とも呼ばれます)、4世紀後半(古墳時代前期)に造られた、兵庫県で最大の前方後円墳です。全長194メートル、前方部の幅82.4メートル・高さ13メートル、後円部の直径125.5メートル・高さ18.8メートルを測り、古墳の周りに大きな濠(ほり)をめぐらしています。

古墳は上・中・下段の3段に造られています。下段は元々の地面を掘り出し、中段と上段は土を高く盛り上げています。
古墳の表面には、葺石(ふきいし)と呼ぶ石を葺き、表面を飾っています。下段には小さな石を、中段と上段には大きな石を使い、区別していました。中段と上段の葺石は分析の結果、淡路島から運ばれたものと判明しました。葺石に使用された石の総数は、223万個・総重量2,784トンと推定されます。
3段ある平坦面(テラス)には、鰭付円筒埴輪・朝顔形埴輪などの埴輪をめぐらしていました。古墳全体に立てた埴輪の総数は、2,200本と推定されます。

五色塚古墳は、明石海峡とそこを行きかう船を見下ろす高台かつ、本州と淡路島とが最も狭まった、海上交通の要衝を選んで造られています。このため、海上交通と関わりの深い有力者(王や豪族と呼ばれることもあります)を葬った墓と考えられています。

この古墳は、古墳時代の姿に復元整備した古墳の第1号として、1965(昭和40)年から10年の歳月をかけて整備したものです。整備後50年を経た現在も優美な姿を留め、全国から見学者が訪れています。

お知らせ:五色塚古墳~復元整備50年特設ページ~

https://www.city.kobe.lg.jp/j39681/kuyakusho/tarumiku/shoukai/gaiyou/goshikidukaspecial.html

お問い合わせ先

文化スポーツ局文化財課