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最終更新日:2025年9月5日
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妊娠中は、つわりやホルモンの影響等で、口の中の状態が変化しやすくなります。そのために、むし歯や歯周病にかかりやすくなるため注意が必要です。体調が安定すれば歯科健診を受け、病気が見つかれば治療を始めましょう。お母さんの歯の健康のためだけではなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも大切なことです。
※妊婦歯科健診を受けた方の子どもは、むし歯が少ないという結果がわかっています。(神戸市3歳児健診結果より)
神戸市内に住民登録がある妊婦の方は、妊娠中に1回、無料で歯科健康診査を受けられます。安定期に入ってすぐ、妊娠16~20週くらいに受けましょう!
市内の『実施医療機関(歯科医院)』でのみ、受診できます。母子健康手帳交付時に妊婦歯科健康診査受診券をお渡しします。
歯科健診で病気が見つかったら、治療も忘れずにはじめましょう。
「お産がすんでから・・・」と考えていても、出産後は育児に追われて治療に通う機会が少なくなります。妊娠中でも歯の治療はできるので、体調の安定している妊娠16~27週頃に受けましょう。不安な場合は、産科主治医に相談しましょう。
一般的に、歯の治療はある程度の期間がかかります。受診の時には、(1)妊娠していること(2)妊娠週数(3)出産予定日を歯科医師に告げてください。
通常の歯科治療で使用する量では問題ありません。安心して治療を受けてください。不安な場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。
通常の歯科治療で使用する量では問題ありません。鉛入りのX線防護エプロンを着用すればさらに安心です。不安な場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。
つわりで気分が悪かったり、動作が活発でなくなるので歯をみがくのがおっくうになります。
⇒つわりがひどく歯みがきが無理な場合は、気分の良いときに丁寧に磨きましょう。
ブクブクうがいをするなど、お口の清潔を心がけましょう。
胃の内容物に胃酸が含まれているため、頻度によっては歯が溶けることがあります。
もどしたあとは、すぐに水でうがいをして、口の中をすっきりさせましょう。
常に食べていないと気分が悪い場合は、むし歯になりやすい状態が長く続くことになります。歯みがきの回数を増やす工夫をしましょう。
キシリトールは白樺の木などの原料から作られる天然素材の甘味料です。糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種です。
砂糖と同じくらいの甘さですが、カロリーは砂糖より幾分少なめです。キシリトールには、むし歯予防効果があります。酸を作らないこと、唾液の分泌を刺激して酸を中和することが、むし歯の原因にならない理由です。さらにむし歯菌の活動を弱める働きも持っています。妊娠中に限らず使用の際は、製品の成分表示をよく見ましょう。糖類が0gであることと、糖質中におけるキシリトールの割合が50%を超えていることを確認してください。