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動画:休日部活動の地域連携・地域移行について
動画:垂水区における合同クラブ活動について
Q:部活動の地域連携・地域移行とは?
A:少子化により子どもたちの活動環境を継続的に確保することが難しくなっていることや、教員の業務負担軽減等を背景に、学校だけでは部活動を支えきれなくなっていることから、全国的に中学校の部活動を学校単位から地域の活動に移行することとなっています。
地域に移行することは、子ども、地域、学校に大きなメリットがあります。
これまでの部活動 | 合同クラブ活動 | |
指導者 | 教員(顧問) | 教員・地域の指導者 |
活動場所 | 在籍する中学校 | 在籍する中学校や近隣の中学校 |
チーム構成 | 同じ学校の生徒 |
練習は、現籍校・近隣校生徒で実施大会は、現籍校で出場(現状) |
Q:対象は?
A:中学生1年生から3年生が対象です。9月からは3年生引退後の新チームの1年生と2年生が対象です。
Q:合同クラブ活動の目的は何ですか?
A:文部科学省が掲げる、部活動の地域連携・地域移行に向けた取り組みの一つとして、学校単位ではなくエリア単位での活動を行い、部員の減少により活動できない状況を改善することが目的です。指導者は教員から地域の担い手に移行していく予定です。
Q:現在、学校の部活動に参加している生徒は全員参加する必要がありますか?
A:合同クラブ活動については、各ご家庭の判断に基づいて任意でご参加頂けます。今年度は、在籍校の部活動の種目での参加としています。不参加であっても不利益が生じることはありません。
Q:選択できる種目は、在籍校で所属している部活動のみですか?
A:今年度は、在籍校で所属している部活動での参加です。
Q:拠点校の活動に参加している生徒は、合同クラブ活動に参加できますか?
A:今年度、既に拠点校の活動に参加している生徒は、拠点校で活動を行い、合同クラブに参加できません。今後、合同クラブ活動の全市展開に向けて、並行して現状の拠点校制度についても見直しを検討しています。
Q:合同クラブ活動は誰が指導するのですか?
A:合同クラブ活動を行う対象校の教員や部活動指導員が指導します。将来的には、地域の方々にも指導いただく予定です。
Q:活動場所は?
A:合同クラブ活動の対象校いずれかの中学校で活動します。種目によっては活動場所が変更する場合があります。(平日はこれまで通り在籍校での活動となります。)
Q:在籍校以外で活動する場合の移動手段は?引率者は?
A:現地集合のため引率教員は配置しません。移動手段は、各家庭で判断してください。なお、行き帰り時で事故等があれば保険が適用されます。
Q:服装や用具など、その他の費用は家庭負担ですか?
A:平日の部活動と同じ服装で活動します。対象校の施設や道具を利用するため、今年度の合同クラブ活動に特別な負担はありません。(本格実施の際は、受益者負担となる場合があります。)
Q:合同クラブ活動の頻度は?
A:月2~3回程度(*土日いずれか3時間)とし、状況によっては祝日や長期休業中についても種目によっては取り組む予定です。
Q:合同クラブの活動時間帯は決まっていますか?
A:種目ごとに異なるため、改めて活動ごとに通知します。
Q:すべて合同クラブ化されるのですか?
A:今年度の垂水区での5校から順次拡大する予定です。部員数が多い大規模校でも、近隣に小規模校がある場合は合同クラブ化する可能性があります。
Q:そのうち平日などもすべて合同クラブ化されるのですか?
A:国の方針としては、休日の部活動の地域連携・地域移行が完了してから、平日の実施も検討すると聞いています。
Q:大会参加はどうなりますか?
A:合同クラブ活動においては練習や練習試合を行いますが、市総体等の公式戦は在籍校からの参加です。
Q:生徒の保険加入はどうなりますか?
A:今年度の合同クラブ活動は、学校の管理下での活動となるため、現在学校で加入している日本スポーツ振興センター(災害共済給付制度)の保険対象となります。
Q:中学校の部活動は無くなるのですか?
A:将来的に中学校の部活動がなくなるかは、現時点では未定です。
Q:大会やコンクールへの出場は?
A:学校単位での出場が要件の大会等は、合同クラブ活動として出場することはできないため、在籍校からの出場になります。
神戸市立中学校等における休日部活動の段階的な地域移行に向けて、複数校の生徒が集まって合同で実施する「合同クラブ活動」の企画・運営を行うとともに、本市の現状・課題や他都市の取り組み状況、国の動向を踏まえ、地域における運営団体や指導者の確保、費用負担の在り方などの課題等を調査・検証し、生徒にとって望ましい持続可能な部活動と学校の働き方改革の実現につなげることを目的とするものです。
本市でのこれまでの部活動の取組を検証するとともに、今後の部活動の地域移行のあり方を検討します。