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火災から“命”をまもるために

最終更新日:2023年10月19日

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避難する時の3つの約束

  • とにかく逃げる
  • 煙を避ける
  • 引き返さない
 何より大切なものは、みなさんの命です。
 ご高齢の方やお身体の不自由な方などは、避難に時間がかかる可能性があります。
 火災が発生すれば避難を最優先とし、命を守る行動を取りましょう!

死者・負傷者の発生状況

 2022年の1年間では、15名の方が火災で亡くなり、80の方が負傷しています。
 ともに、2021年に比べて増加しています。
 
 死者の15名のうち、ほとんどが住宅火災で発生しています。
 また、15名のうち12名は65歳以上の高齢者で、焼死者に占める高齢者の割合も高くなっています。

 〇2022年中の火災による死傷者数(前年との比較)
死傷者数
 
 火災件数が増えたことで、
 火災による死傷者も減っていないのが現状です。

死者の発生原因

 15名のうち、8名の方は「逃げ遅れ」により亡くなったと考えられます。
 過去5年間でも「逃げ遅れ」は死者が発生した原因の約63%を占めるなど最も多くなっています。
(逃げ遅れ以外では、放火自損や、焼却火やバーナーの火が着衣に燃え移るなどによって亡くなっています。)
 このように、大半の方が火災に気付くのが遅れて亡くなったと考えられます。

 火災による死者を減らすには、早期発見に役立つ
 住宅用火災警報器が大変有効です。

 設置後10年が経過していれば本体を交換しましょう。
 ※古くなると火災を検知するセンサーの劣化や電池切れなどで作動しなくなることがあります。

 交換する際は、複数の警報器が一斉に鳴動する「連動型」※をお勧めします。
※2階建ての住宅など、部屋と部屋が離れている場合などは、特に有効です。
 
 住宅用火災警報器についてはこちらをご覧ください。 

死者グラフ

負傷者の発生原因

 80名の方の負傷した原因は、「避難中」「消火中」が多く
 天ぷら油火災で水をかけるなど、適切な消火方法がとられずに負傷するケースが見られます。
 
 天ぷら油火災など、住宅で起きた火災での消火には、
 住宅用消火器を使用しましょう。

 住宅用消火器についてはコチラ
 
 また、火災の拡大を防ぐためには、防炎品も有効です。
 「防炎品」についてはコチラ

神戸市内の火災件数

 火災件数が増加しています。(前年比)
 
 〇2022年中の火災件数(前年との比較)
火災件数

出火原因

​1位 電気関係
2位 たばこ
3位 
こんろ(天ぷら油)
※2022年の火災統計より(放火・放火の疑いは除く)

これらの原因は例年上位に挙げられる出火原因です。

「電気火災」については、スマホやモバイルバッテリーなどに搭載されている「リチウムイオン電池」からの出火、ほこりの溜まったコンセントからの出火などが挙げられます。
電気コードからの出火に気をつけましょう
電気火災などの火災実験動画はコチラ
 

お問い合わせ先

消防局予防部予防課