ホーム > 消費生活・くらしの相談 > 消費生活センター > インターネット関連が多発 > トラブル事例 > 「¥」は円ではない?ネット通販は「通貨」に要注意!
最終更新日:2024年8月14日
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「SNS等の広告を見て通販サイトにアクセスし、『¥1,680』の商品を購入したところ支払金額が約20倍の『3万2,916円』となっていた。」といった通貨を誤認させるような通販サイトによる相談が全国の消費生活センター等に複数寄せられています。
インターネットを使った越境取引で特に急増しているのが、ブランド品を安価で販売しているサイトに注文すると、海外からコピー品が届くといった被害です。
ブランドのアウトレット商品を安く販売しているサイトでバッグを注文した。クレジットカードで購入し、商品は中国から送られてきたが、色が違う粗悪なコピー品だった。サイト上に住所等の記載はなく、メールを送っても返答はない。
越境取引でいったんトラブルが生じると、言語の問題や商慣習の違いなどにより、解決が難しくなる場合が多いのが事実です。ブランド品の新品の価格が常に通常の半額以下で販売されているような場合はコピー品を疑うようにしましょう。
また、住所や電話番号の記載が不十分なサイトや日本語がおかしいサイト、振込先が個人名義の場合も注意するようにしましょう。
日本の消費者が海外の事業者と取引してトラブルにあった場合の相談窓口として、現在、国民生活センターに越境消費者センター(CCJ)が開設されています。CCJではネット取引のほか、海外旅行の際の現地での買い物トラブルなどの相談も受け付けております。CCJから相手国事業者に直接連絡を取ることはありませんが、消費者から相手国事業者に送信するメールに対するアドバイスや、トラブルの論点を整理し、情報提供等を行います。
相談はウェブフォーム、メール、FAXのみ。