最終更新日:2024年1月9日
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勝福寺の追儺式は、平安時代中期の鬼人退治の踊りに由来するとされており、神戸市の無形民俗文化財に登録されています。
辺りがすっかり闇に包まれた午後6時に僧侶の読経とともに、とんどに火がつけられると、赤鬼と白鬼が現れ、松明を持ちながら、鬼踊りが始まりました。
ほら貝と太鼓の音に合わせて、赤鬼、白鬼、青鬼、黒鬼、天狗の5人の鬼と小鬼4人が、メンバーを違えながら登場し、計7回の踊りが披露されました。
夜行われる追儺式は近年では珍しく、鬼に天狗が加わっているのも勝福寺ならではと言われています。
それぞれの踊りの前には、鬼の構成や動作の意味などの分かりやすい解説があり、貴重な伝統行事を十分に堪能しました。