車大歳神社の翁舞(2024年1月14日)

最終更新日:2024年1月17日

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646年の創建とされる車大歳神社で、2年ぶりに翁舞が開催されました。

車大歳神社の翁舞の成り立ちは明らかではありませんが、1862年(文久2年)とされる台本が残っており、江戸時代末期には行われていたことは確実で、南北朝時代の猿楽の特徴も残した古い形態が守られており、市内で唯一、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

午後7時に、神主、面を持った頭宿(やど:祭礼の運営基地となる家のこと)、露払い、翁、父の尉(ちちのじょう)、三番叟(さんばそう)、地謡(ぢうたい)、囃子方(はやしかた)の順に宮入りし、天下泰平、国土安穏、五穀豊穣を祈願し、舞殿で翁舞が奉納されました。

すっかり夜の帳が下りた境内で、装束を身に纏った各演者が面を着けて舞う姿は大変幻想的で、吸い込まれそうな感じがしました。

車大歳神社翁舞保存会の皆さん、地域の皆さんに永きに渡って貴重な伝統行事を守っていただき感謝申し上げます。

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