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冬は特に!ノロウイルス食中毒に注意しましょう。

最終更新日:2023年10月3日

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食中毒といえば夏のイメージがありますが、ノロウイルスによる食中毒は毎年12~2月をピークに発生しており、冬は特に注意が必要です。
正しい知識でしっかり予防しましょう。

ノロウイルス

ノロウイルス電子顕微鏡写真

ノロウイルスは非常に小さい(直径30nmほど)ウイルスで、ヒトの腸内のみで増殖し、他の食中毒菌のように食品中で増えることはありません。
ヒトのふん便に含まれるノロウイルスが下水から海に流出し、二枚貝に取り込まれ、その体内で濃縮されます。
また、ノロウイルスは、以下に示す様々な感染経路が知られています。

  • ノロウイルス感染者のふん便や吐物及びそれらを処理した人の手などを介しての二次汚染
  • 体内にノロウイルスを取り込んだ二枚貝を、生や加熱不足の状態で食べての感染
  • ノロウイルスに感染した調理従事者によって汚染された食品を食べての感染
  • 家庭や共同生活施設内など、人と接触する機会が多い場所での飛沫感染 など

症状

感染してから1~2日で発症します。
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などが主症状です。
感染しても症状のない場合(不顕性感染)や、軽い風邪のような症状のこともあります。
また、症状がなくなってからも、通常では1週間、長ければ1か月程度ウイルスの排泄が続くことがあります。

予防対策

ノロウイルスに汚染されている可能性のある食品・食材は、中心温度85~90℃で90秒以上しっかり加熱しましょう。
調理器具の洗浄・消毒は、塩素系消毒薬や熱湯を用いましょう(アルコールは不可)。
トイレの後など、適切なタイミングで正しく手を洗いましょう。

啓発ポスター・リーフレット

ノロウイルス感染症に関する情報は次のリンク先をご覧ください。

お問い合わせ先

健康局食品衛生課