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新たな交通手段の導入可能性検討

最終更新日:2023年2月3日

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神戸市では、平成25年9月に策定した神戸市総合交通計画に基づき、公共交通を中心に歩行者、自転車、自動車などがバランスよく組み合わされた、安全で快適な交通環境をめざしています。
神戸市総合交通計画の実現に向けて、既存の公共交通の活用に加えて新たな交通手段の導入などにより、公共交通ネットワークの利便性向上を図っていくため、近年注目されている次世代型路面電車を用いたLRTや、連節バスなどを用いたBRTの導入可能性について、民間事業者の運営ノウハウを活用した検討を進めています。

LRTBRT例の画像

  • LRTとは

Light Rail Transitの略。低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システム。

  • BRTとは
Bus Rapid Transitの略。連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専用道、バスレーンなどを組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム。

連節バス「Port Loop(ポートループ)」

検討の一環で、都心~ウォーターフロント間において2021年4月から連節バスの運行を開始しました。

関連ページ 連節バス「Port Loop(ポートループ)」

LRTが走る未来のKOBEを考える座談会

本市では都心三宮からウォーターフロントにかけて大規模な再開発が進んでおり、将来の移動需要を見越し、回遊性向上のための移動手段の検討を行っています。
現在、未来の“神戸らしい都心の姿”を考えていく上で、回遊性を促す多様な移動手段の1つである「LRT(次世代型路面電車システム:Light Rail Transit)」をテーマに取り上げ、さまざまな分野の経験を有する方々に、LRTがまちの回遊性や魅力向上にどうつながるか幅広く意見をいただくための座談会を開催しました。
 

新たな交通手段(LRT・BRT)の導入可能性に関する事業者による検討

公共交通の運営ノウハウを有する民間事業者の皆様に、事業者の視点で神戸市におけるLRTもしくはBRTの導入に関する事業計画のアイディアを検討していただきました。

<検討結果>※応募書類提出順

提案者名、(事業の区分) <提案の名称>/基本コンセプト
神姫バス株式会社
(BRT)
<BRTによる交通アクセスの改善と中心市街地活性化>
BRTで人とまちを快適に繋ぎ中心市街地の活性化を目指す。医療産業都市の推進及び通勤、通学など市民の交通アクセス改善を図るべく、神戸の都心に新たな南北の交通軸を確立し、加えてウォーターフロントを東西に結び観光需要に対応する。
みなと観光バス株式会社
(BRT)
<「スマートBRT」バスが発進する新たな公共空間>
スマートBRTとは自動車道にBRT専用レーンを設け信号制御システム(PTPS)により、ノンストップで各停留所を結ぶとともに、主要停留所には、サイクル/カーシェアリングのポートを設け、シームレスでラストワンマイルの移動を補完する交通サービス。
WILLER ALLIANCE
株式会社
(LRT+BRT)
<LRTでむすぶ世界一住みやすいデザイン都市プラン>
多様な文化・人が集まり賑わう街神戸を象徴する、最先端で遊び心のあるLRT
  • わかりやすく、利便性の高い新たな回遊交通システムの導入により、豊かで安心できる街をつくる。
  • ICT技術を活用して、移動と情報を結ぶことにより、地域経済の活性化を実現する。
阪急電鉄株式会社
(LRT+BRT)
<ReDesign 神戸~鉄軌道を主軸とした人とまちに優しい公共交通ネットワークの再構築~>
「ReDesign 神戸~鉄軌道を主軸とした人とまちに優しい公共交通ネットワークの再構築~」を実現するために、既存ストックの有効活用を図りつつLRT・BRTを組合せて①公共交通の南北軸強化、②都心・ウォーターフロントにおける回遊性向上を実施します。
阪神電気鉄道株式会社
(LRT)
<神戸縦貫軌道(山と港の連携を目指して)>
神戸縦貫軌道~山と港の連携を目指して~。新幹線・在来線・船舶の玄関口及び公共施設・病院等を都心中央と結ぶことにより、市都心部のさらなる地域振興と健康福祉施策を推進できるよう、LRTの路線を計画し、その上で近距離交通網の再構築を図る。

お問い合わせ先

都市局交通政策課