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最終更新日:2023年3月28日
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内田家住宅主屋
北区鈴蘭台西町6丁目8-8
神戸市
江戸時代中期(18世紀中頃)
1996(平成8)年3月26日
江戸時代、摂津に7か村あった上皇の領地(仙洞御料[せんとうごりょう])の一つ、西小部村(にしおぶむら)の庄屋が内田家です。
この住宅は、畳間・板間が田の字形に4部屋配置される整形四間取(よつまどり)となっています。庄屋の居宅としての公的な場として使われた南側のカミノマ・シモノマ、家族の生活の場となった北側のダイドコロ・ナンドで構成されます。平面大棟と平行な面である平(ひら)に出入り口がある平入りで、この建物の古風な点は次のとおりです。
これらのことから、建築年代は18世紀中期を下らず、前期にさかのぼる可能性も大きいと考えられます。近代に行われた何度かの改変も大がかりなものではなく、周辺に残る古民家に比べると非常に改造が少なく、良く原形を残しています。