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みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)について

最終更新日:2023年12月1日

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基本理念

神戸市は平成7年(1995年)1月17日、阪神・淡路大震災の災害を受けた。その経験や教訓は後世の人々に継承しなければならない。このため大震災を経験した都市の特別な意義をもつ事業として「神戸震災復興記念公園」を計画する。

大震災にあたり全国そして世界各地からいただいた多くの支援やボランティアの方々によって市民は癒され、励まされた。その感謝として市民主体の「KOBE2001ひと・まち・みらい」が開催されたが、ここに示された市民・企業・行政の協働を将来のまちづくりにつなぎ、その精神を大きく育てるシンボルの構築が必要である。

そのため、大震災に大きな役割を果たした緑をオープンスペース、春にさきがけて新しい芽生えや花々を見せた草木が人々に与えた復興への勇気、震災から今日まで生長を続ける緑に注目し、市民を中心とする協働の精神が大きく育ち、神戸のまちが復興から発展へと前進する姿を、木々の生長とともに見つめてゆく事業として、市民が主体となって、考え、つくり、育て、慈しむ「神戸震災復興記念公園」を神戸震災復興の記念事業とする。

※「神戸震災復興記念公園」は、愛称募集の結果、平成22年(2010年)1月17日から、みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)と表記しております。

公園づくりのテーマ

  • (1)阪神・淡路大震災すべてのシンボルプロジェクトとしていく
  • (2)未来の神戸におけるまちづくりの契機となるプロジェクトとしていく
  • (3)市民の活動の場としていく
  • (4)災害に備える場としていく
  • (5)神戸の中心に「もり」をつくる

「みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)」における「もり」とは

2002年、神戸は六甲植林百周年を迎える。荒廃した山を今日の緑によみがえらせた先人達の努力を引き継ぎ、神戸が21世紀も「緑豊かな都市」でありつづけるという「緑生都市」構想がある。

本公園もその構想の一環に位置づけられ、神戸の中心市街地で「新たに生まれる貴重な緑の空間」としての「もり」は、国際港都として発展してきた神戸の近代史を象徴する「みなと」に立地する特性をいかし、「日当たりの良い芝生や木立、池の水辺、子供たちが遊び、人々が思い思いに憩い、くつろぎ、集うような緑地」を指すものである。

(神戸市公園緑地審議会答申書(平成13年11月)より)

みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)の概要

神戸震災復興記念公園施設マップ(PDF:1,483KB)

minatonomori

位置

神戸市中央区小野浜町(JR貨物神戸港駅跡地)

面積

約5.6ha

事業手法

防災公園街区整備事業

事業主体

神戸市・都市再生機構((旧)都市基盤整備公団)

整備年度

2007年度~2009年度(予定)

事業経緯

  1. 2000年2月23日 「阪神・淡路大震災記念プロジェクト」として国の復興特定事業に認定される。
  2. 2000年2月29日 都市計画決定告示
  3. 2001年11月5日 神戸市公園緑地審議会答申「市民に親しまれる神戸震災復興記念公園について」
  4. 2002年4月27日・28日 「花のフェスタこうべ」にて、市民による神戸震災復興記念公園の模型づくり
  5. 2002年7月27日~2003年7月26日 市民ワークショップ(全6回)
  6. 2005年度 基本設計懇話会(3回)
  7. 2006年度~ みなとのもり公園検討会

みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)の経過概要

神戸震災復興記念公園は、2001年度の神戸市緑地審議会からの答申に基づき、防災公園街区整備事業として整備を進めています。同答申では、震災の経験や教訓を後世の人々に継承していくため、震災時に全国そして世界各地からいただいた支援やボランティアの方々の精神を大きく育てるシンボルとして、また、神戸のまちが復興から発展へと前進する姿を木々の生長と共に見つけていくことを基本理念とし、「みなとのもり」を創っていくことを目標としています。

さらに、2002・2003年度には、広く参加を募集した市民、NPOなどの約40名の方々によりワークショップを開催し、基本計画を策定しました。基本計画では、今後公園を次のような「場所」に作っていくべきとして引き続き検討を行い、将来にわたってつくり続ける公園をめざすことを方針としています。

  1. 震災の経験を語り継いでいく場所
  2. 多くの市民活動の拠点となるための場所
  3. 市民の発意を生かす場所

お問い合わせ先

建設局公園部整備課