ホーム > 健康・医療 > 感染症・予防接種 > 予防接種 > こどもが受けられる予防接種 > HPVワクチン(子宮頸がん予防)の定期接種【2009年4月2日~2014年4月1日生まれの女子】 > HPVワクチン(9価)の取り扱い(2023年4月以降)
最終更新日:2026年1月5日
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3回接種及び2回接種いずれかの方法で接種をします。
ただし、2回接種は、9価HPVワクチンの1回目接種を小学6年生の学年から15歳の誕生日前日までに開始した人に限ります。
※子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの「定期接種」及び「キャッチアップ接種」では、これまで2価(サーバリックス)と4価(ガーダシル)の2種類のワクチンが対象でしたが、2023年4月1日の接種から9価のHPVワクチン(シルガード9)が追加されました。
≪注意≫1か月以上の間隔をおいた日とは、翌月の同日を指します。翌月に同日が存在しない場合はその翌日(1日)となります。3か月以上の間隔をおいた日も同様の考え方です。

9価HPVワクチンの1回目接種を小学6年生の学年から15歳の誕生日前日までに開始する人

予防接種券及び予診票は、送付しているもの(お持ちのもの)を使用してください。
生年月日によっては、9価HPVワクチンを選択する項目がない接種券の方もいますが、その場合もお持ちの予防接種券で9価ワクチンを接種できます(特に追加の記載等は必要ありません)。
HPVワクチンの接種は、原則、過去に接種歴のあるワクチンと同一の種類のワクチンで実施します。しかし、2価HPVワクチン(サーバリックス)または4価HPVワクチン(ガーダシル)で既定の回数の一部を完了し、9価HPVワクチン(シルガード9)で残りの回数の接種を行う交互接種については、実施して差し支えないこととしています。
2価HPVワクチン(サーバリックス)または4価HPVワクチン(ガーダシル)で接種を開始し、9価HPVワクチン(シルガード9)で接種を完了する場合は、9価HPVワクチン(シルガード9)の接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。
厚生労働省において、現状入手可能なエビデンスにより、2価または4価HPVワクチンと9価HPVワクチンの交互接種について、同一のワクチンを使用した場合と比較して一定程度の免疫原性と安全性が示されているとしています。
2価HPVワクチン(サーバリックス)および4価HPVワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。
そのことにより、子宮頚がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価HPVワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
| 発生頻度 | 2価HPVワクチン(サーバリックス) | 4価HPVワクチン(ガーダシル) | 9価HPVワクチン(シルガード9) |
|---|---|---|---|
| 50%以上 | 疼痛、発赤、腫脹、疲労 | 疼痛 | 疼痛 |
| 10~50%未満 | 掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など | 紅斑、腫脹 | 腫脹、紅斑、頭痛 |
| 1~10%未満 | じんましん、めまい、発熱など | 頭痛、そう痒感、発熱 | 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、疲労、内出血など |
| 1%未満 | 知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 | 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結、出血、不快感、倦怠感など | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血腫、倦怠感、硬結など |
| 頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症など | 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など | 感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
出典:2023年度版厚生労働省作成リーフレット(詳細版)
| 病気の種類 | 主な症状 | 報告頻度(※) |
|---|---|---|
| アナフィラキシー | 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー | 約96万接種に1回 |
| ギラン・バレー症候群 | 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 | 約430万接種に1回 |
| 急性散在性脳脊髄炎(ADEM) | 頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 | 約430万接種に1回 |
| 複合性局所疼痛症候群(CRPS) | 外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気 | 約860万接種に1回 |
※2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度
HPVワクチン接種後に、広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと)等を中心とする「多様な症状」が起きたことが医師や企業により報告されています。
この症状は、何らかの身体症状はあるものの、画像検査や血液検査を受けた結果、その身体症状に合致する異常所見が見つからない状態である「機能性身体症状」であると考えられています。
症状としては、1.知覚に関する症状(頭や腰、関節等の痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に対する過敏など)、2.運動に関する症状(脱力、歩行困難、不随意運動など)、3.自律神経等に関する症状(倦怠感、めまい、睡眠障害、月経異常など)、4.認知機能に関する症状(記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下など)など様々な症状が報告されています。
なお、「HPVワクチン接種後の局所の疼痛や不安等が機能性身体症状を起こすきっかけとなったことは否定できないが、接種後1か月以上経過してから発症している人は、接種との因果関係を疑う根拠に乏しい」と専門家により評価されています。
また、HPVワクチンの接種歴のない方においても、HPVワクチン接種後に報告されている症状と同様の「多様な症状」を有する方が一定数存在したことが明らかとなっています。このような「多様な症状」の報告を受け、様々な調査研究が行われていますが、「ワクチン接種との因果関係がある」という証明はされていません。
接種後は、厚生労働省作成のリーフレット「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」をお読みください。
定期接種による重い副反応の場合には、法に基づく予防接種健康被害救済制度の対象になることがあります。
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小学6年生の学年から15歳未満の方が接種を開始する場合の接種回数については、2回接種または3回接種のいずれかを選択できます。2回接種の場合、5か月以上の接種間隔をあける必要があります。1回目と2回目の接種間隔が5か月未満だと3回接種が必要です。
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9価HPVワクチン(シルガード9)に関する最新の情報は、厚生労働省のホームページも併せてご確認ください。