六甲山牧場は、平日と休日、それぞれに違った顔を見せてくれます。どこまでものどかで、動物たちものんびりしている平日。一方、子どもたちに追いかけられるヒツジ、えさをねだって動き回るヤギ、といったにぎやかな休日。ちなみに、開港当時、はげ山同然だった六甲山系に植樹が始まったのは、1902(明治35年)のことだそうです。
- 灘区六甲山町中一里山1-1(撮影:2009/5/27)
この牧場のシンボルとなっているサイロは、1958(昭和33)年に完成した当時からのもので、現存しています。ポニー舎も外壁の補修などが施されていますが、当時の姿のまま残っています。川西画で乳牛のいるところは、現在、ポニーパドックになっています。事務所の方に頼むと、快くパドック内での撮影を許可してくださいました。どうやら川西画は、奥摩耶ドライブウェイのところから描いているようです。現在は、成長した木が撮影の障害になり、同じ構図での撮影は困難です。