最終更新日:2025年5月14日
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須磨には、江戸時代から伝わるものをはじめ、さまざまな民俗芸能が伝承されています。その中から国や県、市の無形民俗文化財に指定・登録されている民俗芸能を映像および冊子で紹介します。
須磨の伝統行事・民俗芸能冊子(PDF:28,649KB)
五穀豊穣、除災招福、無病息災を祈って、鬼の一家がお伊勢まいりをする旅のようすを表し、和太鼓やほら貝に合わせて松明を振りかざす勇壮な踊りは、災いを振り払い福をもたらすと伝えられています。
妙法寺の旧村協議会のみなさんで組織する妙法寺追儺式保存会によって、伝承されており、毎年1月3日午後3時から行われます。
昔、鹿松峠に鬼人が出没しては旅人を襲っていたため、藤原英雄丸が峠近くにお堂を建て、祈祷し、鬼人退治をしたという伝説があります。勝福寺の追儺式は、このときの鬼人退治の踊りと伝えられています。
勝福寺追儺式保存会によって伝承されており、毎年1月7日午後6時から行われます。
車の翁舞は「お面式」といわれる豊作祈祷の行事の中で演じられます。
今日の翁舞は、一般に「露払い」・「翁」・「三番叟(さんばそう)」の順で演じられますが、車ではその後に「父の尉(じょう)」が加わる4部構成で行われ、江戸時代以前の形態を伝えています。この形態は全国的にも珍しく、国の重要無形民族文化財にも指定されています。
車翁舞保存会によって伝承されており、毎年1月14日午後7時から車の大歳神社で行われます。
豊作を祈り、旧暦の8月13日に氏子の男児がカスリの着物に身を包み、太鼓にあわせてカネをならし、古くより伝わる唄を唱和しながら村中をまわって神社に宮入し、行灯を奉納する行事です。
兵庫県下でも数少ない六斎念仏の原型をのこしたものと言われ、多井畑かねたたき保存会により伝承されています。