最終更新日:2023年11月29日
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日本でも有数の規模を誇る王子動物園が灘区あるのは嬉しいかぎり。動物園は単なる施設ではありません。人間と動物たちとのコミュニケーションの場といってもいいでしょう。半世紀以上の神戸を実感してきたゾウの諏訪子や中国からの平和使節・パンダのコウコウとタンタンたちが待っています。
王子動物園のパンダ |
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解説文 |
平成12年7月16日に「日中共同飼育繁殖研究」のため中国より、オスの興興(コウコウ)メスの旦旦(タンタン)が王子動物園にやってきました。国内では、上野動物園、白浜アドベンチャーワールドに次いで3番目。王子動物園のパンダはこれから繁殖期を迎えますが、無事に誕生すればジュニアは中国へ帰る予定です。パンダは左右対称に造られた個室にそれぞれ屋外運動場・屋内運動場・寝室に分かれたパンダ館で見ることができます。 |
ゾウの諏訪子 |
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解説文 |
インド象で、昭和25年当時7歳で来神しました。日本で最長寿の記録をもち、平成13年現在58歳になりました。諏訪山動物園(王子動物園の前身)から来たので諏訪子と呼ばれています。王子動物園の開園日(昭和26年)の最大のトピックスは諏訪山動物園からインドゾウの「摩耶子」と「諏訪子」が歩いて王子動物園にやって来たことでした。布引あたりで市電に驚いて右往左往して大騒動になった話も。開園以来から生きている唯一の動物がこの「諏訪子」で、今も元気な姿が感動的です。(名誉百選) |