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最終更新日:2022年9月28日
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こうした変化は、態度、しぐさ、表情、口調など、さまざまな面に現れます。
しかし、それらの多くは、あたりまえの反応です。からだと同様にこころの健康状態も、安全、安心、安眠と栄養さえ確保できれば、自然に回復する事がほとんどです。
次のような気持ちやからだの変化が予想されますが、多くの場合、時間の経過とともに、次第におさまってきます。心配しすぎる必要はありませんが、こういった状態が続いて困る時には、相談してみてください。
初期(ほぼ1ヶ月以内) | 中期(初期以降) |
---|---|
態度が落ち着かない。じっとできない。 | ささいな物音、気配にハッとする。 |
こわがる。おびえる。 | 警戒したような態度を取る。 |
しがみつく(こどもの場合)。 | 悲惨な情景をたびたび、ありありと思い出す。 |
こども返り(退行)をしている。 | 夢に見てうなされる。 |
話がまとまらない。 | 悲惨な情景を思い出させる場所、物、人、 話題を避けようとする。 |
涙もろい。 | 気分が憂うつである。 |
怒りっぽい。イライラしている。 | 眠れない。 |
周囲からの働きかけに対して、反応が鈍い。 | 酒の量が増えた。 |
記憶があいまいである。 | |
眠れない。 | |
頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り。 | |
息苦しい。動悸がする。 |
休養 | からだにも、こころにも、休養が一番のくすりです。 |
睡眠 | 夕方以降につらい事を考えると、睡眠リズムが乱れやすくなります。午前中や昼間にはいろいろ思い浮かべても、夕食後はできるだけゆったりとした気持ちで過ごしましょう。 |
相談 | 一人で考え込まずに、身近な人に相談しましょう。電話相談も上手に利用しましょう。 |
気持ちの発散や整理には、話を聞くことが一番です。
はげましの声かけよりも、現実の生活を助けることのほうが有効な場合が多いです。
言葉より、「頼れる大人が、いつもそばにいる」と肌で感じる安心を得ることができるようにしましょう。