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最終更新日:2025年4月1日
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第1衛生研究部では、食物・水・空気など生活に欠かせないものに含まれている化学物質が、基準に合っているかを検査しています。
詳細は「神戸市健康科学研究所報(PDF:8,110KB)」、「発表論文一覧(PDF:180KB)」をご覧ください。
食品の法律に基づき、保健所(衛生監視事務所)が市内の様々な店からサンプリングした食品の検査をしています。検査結果が法律に定められた基準に違反していれば、保健所(衛生監視事務所)から違反食品の回収命令などの行政処分が行われます。
保存料、甘味料、着色料などの添加物を検査しています。
農作物に残留した農薬を検査しています。
食品中の放射性物質を検査しています。
原料や加工品中の遺伝子組換え作物の有無を検査しています。
卵、小麦、乳などの特定原材料(アレルギー物質)を検査しています。
食品に触れる器具・容器包装を検査しています。
衣料品、洗浄剤などの検査を行っています。
飲料水やプール水・浴場水などの環境衛生分野の検査、環境大気中の有害な大気汚染物質やゴルフ場で使用する農薬、地下水などの環境保全分野の調査、また、アスベスト除去工事時の大気中の繊維数検査などを実施しています。
環境省からの依頼や国立環境研究所等との共同研究により、神戸市域内の化学物質の実態調査を実施するとともに、分析法が定まっていない化学物質について分析法の開発を行っています。
検査データの信頼性確保を目的として、GLP(業務管理基準)に基づいた管理業務を行っています。
主な内容はSOP(標準作業書)に従い、検査に使用する分析機器などの日常及び定期の保守点検並びに、食品薬品安全センター等が実施する外部精度管理調査の受け入れ及び内部精度管理などを行い、検査の信頼性確保体制の整備に努めています。
また、当研究所が実施する試験外の精度管理として、環境局が行う外部分析委託の委託先である検査機関の測定精度を調査する業務を行っています。
身体異常、苦情食品などの試験検査を行っています。
特に化学物質が混入した食品や自然毒による健康危機対応の検査は、短時間で物質を特定できるように、これまでの分析結果をデータベース化しています。
異物の材質の推定を行っています。
化学物質の検査は一般的に、検体より化学物質を抽出・精製し、物質の特性に合った分析機器で測定し、その結果を標準物質と比較して、同一の化学物質か判定します(同定)。
自然界に存在する有毒な化学物質は数多く、身近な例としてフグ毒、貝毒、キノコ毒などが挙げられます。
これらは適切な方法で調理されていないものを喫食することや、食用の種類と思って誤食することで、食中毒を引き起こします。
当研究所では、これら自然毒を迅速に分析する手法を全国の地方衛生研究所と共同で研究・開発に取り組んでいます。
第1衛生研究部で行っている検査の結果の一部は以下で公表しています。
環境局と共同して地下水の常時監視、ゴルフ場の農薬調査、化学物質の環境実態調査を実施しています。
環境局と共同して有害大気の汚染物質を調査しています。