感染症部

最終更新日:2023年9月8日

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感染症部の業務

感染症部の業務

新型コロナウイルスの検査

感染症情報(トピックス)

健康科学研究所では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症法」)で定める病原体サーベイランス(細菌とウイルス)を実施し、地域における発生状況ならびに検出された細菌やウイルスの性状を調べています。
健康科学研究所の調査結果は、神戸市保健所が感染症発生動向調査(週報、月報)として公表しています。

<特集>ノロウイルス感染症に注意

ノロウイルスの感染力は非常に強く、感染性胃腸炎および食中毒の原因ウイルスとして高率に検出される。現在流行している新型コロナウイルス感染症の対策として、消毒用アルコールが頻用されているが、ノロウイルス感染症対策のためにはアルコール消毒のみでは不十分で、「十分な手洗い」が重要である。

<特集>ノロウイルス感染症に注意(PDF:235KB)

<特集>日本紅斑熱とつつがむし病 

神戸市における届け出件数は、つつがむし病より日本紅斑熱の方が上回っています。2019年は日本紅斑熱が6例と過去最高となり、1件の死亡例が含まれていました。また、つつがむし病も2019年には過去最高の届け出数となりました。日本紅斑熱とつつがむし病について概説しています。

<特集>日本紅斑熱とつつがむし病(PDF:435KB)

<報告>2018/2019シーズンのインフルエンザ(PDF:266KB)

2018/2019シーズンのインフルエンザの流行と分離・検出されたウイルスについて、神戸市の状況を中心に報告します。

<報告>2018/2019シーズンのインフルエンザ(PDF:266KB)

<特集>風しん

2018年7月中旬から関東を中心に風しん患者が急増し、2008年以降では2013年の大規模な流行に次ぐ大きな流行となりました。その概要と神戸市における検査状況について、風しんの特徴等を交えながら報告しています。

<特集>風しん(PDF:603KB)

<特集>ボツリヌス症

2017年に、離乳食に混ぜてあったハチミツを摂取した乳児が乳児ボツリヌス症を発症し、死亡しました。同年、厚生労働省より「1歳未満の乳児にはハチミツを与えないよう」お知らせが出されています。
ボツリヌス症は、ボツリヌス菌という細菌が作るボツリヌス毒素によって発症する病気です。ボツリヌス症の概要について述べています。

<特集>ボツリヌス症(PDF:289KB)

<特集>麻しん

2018年3月中旬から、沖縄を中心とした複数の自治体にまたがる麻しん集団感染事例が発生しました。その概要と神戸市における状況について、麻しんの特徴なども含め報告しています。

<特集>麻しん(PDF:404KB)

<特集>B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することで発症するウイルス性肝炎のひとつです。HBVは血液を介して感染し、垂直感染では母子感染が、水平感染では性行為、輸血および針刺し事故等があります。
B型肝炎について概説しています。

<特集>B型肝炎(PDF:192KB)

<特集>リケッチア症

リケッチア症とはダニ等の節足動物が媒介するリケッチア属(Rickettsia)の微生物が原因となる感染症です。本特集ではこれらリケッチア症のうち日本の土着の感染症である日本紅斑熱とツツガムシ病について解説しています。

<特集>リケッチア症(PDF:158KB)

<特集>粘液胞子虫による食中毒

10年程前から、ヒラメやマグロなど生鮮魚介類の生食後の原因不明の食中毒(一過性の嘔吐・下痢)が問題となっていましたが、ヒラメによる食中毒に関しては、Kudoa septempunctata(クドア・セプテンプンクタータ)が原因物質であることが確定しました(2011年)。
ヒラメ以外のマグロやカンパチなどを食べた際にも同様の食中毒様症状を呈する事例があり、その食品残品からはヒラメに寄生する粘液胞子虫とは異なる粘液胞子虫が検出されており、食中毒との関連が強く疑われています。
クドア食中毒も含めた、粘液胞子虫による食中毒の現状について概説しています。

<特集>粘液胞子虫による食中毒(PDF:357KB)

<特集>重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

ダニ媒介性のSFTSが日本国内でも発生しており、2017年においては9月末時点で300例を超えています。また発症したネコやイヌの体液等からヒトへ感染する可能性も懸念されているところです。
SFTSの概説と国内での発生状況、および感染の予防法などについて解説しています。

<特集>サルモネラ症

サルモネラ症は小児や高齢者では重篤となり得る感染症です。サルモネラ属菌に汚染された食品を喫食することでサルモネラ症(食中毒)を発症します。鳥類、犬、猫、カメなど動物との接触によってもサルモネラ症を発症することがあります。
サルモネラ症の概説と最近の神戸市内を流通する食品検査の結果および食中毒発生状況を解説しています。

<特集>サルモネラ症(PDF:403KB)

<特集>レジオネラ症

レジオネラ肺炎は1976年、米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(Legion)で集団肺炎として発見されたところから、legionnaires' diseaseと命名されました。
神戸市での患者発生状況及び環境保健研究所で実施している2017年分与分の株の遺伝子型別解析結果に関しても解説しています。

<特集>レジオネラ症(PDF:230KB)

<特集>日本脳炎

日本において、1960年代の日本脳炎の患者発生数は年間1,000人以上でしたが、現在の発生数は毎年10人以下です。しかし、毎年夏にはウイルスを保有している蚊が発生しており感染の危険性があります。日本脳炎の死亡率の高さと後遺症の問題を考えると、ワクチン接種が最も有効となります。

<特集>日本脳炎(PDF:132KB)

<特集>ダニ媒介感染症

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニが媒介する感染症で、2009年ごろから中国で発生が確認され、2011年に原因ウイルスが特定された新しい疾患です。日本でも2013年に発生が確認されました。SFTSの発生を受け、ダニ媒介感染症が再度注目されてきています。
主なダニ媒介感染症について略説し、その予防法などについて説明しています。

<特集>ダニ媒介感染症(PDF:240KB)

<特集>侵襲性髄膜炎菌感染症

侵襲性髄膜炎菌感染症は日本では希少感染症と捉えられていますが、早期に適切な治療がなされなかった際の致死率(10~15%)および後遺症発生の可能性が非常に高く、注意を要する疾患です。神戸市で2016年9月に届出があったため、取り上げました。

<特集>侵襲性髄膜炎菌感染症(PDF:204KB)

<特集>麻しん

2016年7月末から関西空港を中心とする麻しん患者発生の経過をまとめるとともに神戸市で検出状況を掲載しています。

<特集>麻しん(PDF:132KB)

<特集>カンピロバクター食中毒

カンピロバクター食中毒は、近年日本で発生している細菌性食中毒の中で発生件数が最も多くなっています。カンピロバクター属菌は家畜、家禽、ペットや野生動物の腸管に生息しており、これらに汚染された肉類を加熱不十分な状態で喫食することが、食中毒の主な原因となっています。概説と予防法および神戸市でのカンピロバクター食中毒の発生状況をまとめました。

<特集>カンピロバクター食中毒(PDF:236KB)

<特集>ヒトパレコウイルス(HPeV)感染症

ヒトパレコウイルス(HPeV)感染症の概説と神戸市での検出状況についてまとめています。

<特集>ヒトパレコウイルス(HPeV)感染症(PDF:309KB)

<特集>劇症型溶血性レンサ球菌感染症

2015年、「人食いバクテリア」と称される劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者が過去最高となり、注目されています。概説と神戸市での検出状況についてまとめています。

<特集>劇症型溶血性レンサ球菌感染症(PDF:235KB)

<特集>腸管出血性大腸菌

腸管出血性大腸菌(EHEC)による感染症は、無症状から致死的なものまで様々ですが、EHECの感染に引き続いて発症することがある溶血性尿毒症症候群は重篤な疾患です。我が国および神戸市の現況をまとめています。

<特集>腸管出血性大腸菌(PDF:206KB)

<特集>ジカウイルス感染症

ジカウイルス感染症はアフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で発生があり、特に、近年は中南米等で流行しています。ジカウイルスに関して2016年5月時点での情報をまとめています。

<特集>ジカウイルス感染症(PDF:128KB)

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健康局保健所健康科学研究所