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国指定重要文化財「旧ハッサム住宅」

最終更新日:2022年4月26日

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南面全景の画像
南面全景

旧ハッサム住宅とは?

旧ハッサム住宅は、インド系イギリス人貿易商K.ハッサム氏が、明治35年に自邸として建てたものです。かつては中央区北野町2丁目の高台(現ラインの館北側)にありましたが、昭和36年に当時所有者であった神戸回教寺院より神戸市が寄贈を受け、昭和38年、現在の場所に移築保存されました。
神戸市立相楽園で開催される、春の「つつじ遊山」と秋の「菊花展」の時期にあわせて、2週間程度の内部公開を行っています。また、夏に開催される「にわのあかり」の時期には夜間特別公開も行います。
旧ハッサム住宅内部公開情報
旧ハッサム住宅パンフレット(PDF:356KB)

所在地

相楽園・案内図神戸市中央区中山手通5-3-1(相楽園内)
※旧相楽園会館は、2018年12月から『THESORAKUEN』として、リニューアルオープンしています。

神戸市立相楽園【公式】(外部リンク)

交通機関・アクセス

  • 神戸市営地下鉄西神・山手線:県庁前駅から北側へ徒歩5分
  • 神戸高速鉄道東西線:花隈駅から北東側へ徒歩15分
  • JR神戸線:元町駅または阪神電鉄:元町駅から北西側へ徒歩10分
  • 専用駐車場はありません。付近に民間の有料駐車場はありますが、台数に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。

相楽園位置図(地図:esri)(JPG:32KB)

建築主・建築年代

  • 建築主:K・ハッサム
  • 建築年代:明治35年
  • 設計者:Alex.N.ハンセル

構造規模

  • 1・2階平面図構造
    木造2階建、寄棟造、桟瓦葺
  • 規模
    1階:173.61平方メートル
    2階:179.73平方メートル
    地下室:5.42平方メートル
    附属屋:29.18平方メートル
    倉庫:9.64平方メートル
    計:397.58平方メートル

1・2階平面図(拡大画像)(JPG:49KB)

概要

建物は木造2階建、寄棟造桟瓦葺で、屋根には化粧れんが積みの煙突をあげています。南側に設けられたベランダは、1階をアーケード式(アーチを連ねた形)、2階をコロネード式(列柱式)とし、2階ベランダ柱頭部にはアカンサスの葉をかたどった柱頭飾りが付いています。外壁の下見板張りオイルペイント塗り、ベイウインドウ(張り出し窓)、よろい戸とペジメント(切妻のこと)、蛇腹など明治時代に建てられた神戸の異人館の特徴をよく伝えています。
内部は玄関を入って中央部に、階段を含む小ホールと廊下があって、左右に部屋がある中央廊下形式の間取りをとっています。
1階は、応接室、居間、食堂など接客を兼ねた機能を持ち、2階は、寝室、化粧部屋、浴室などプライベートな生活の部屋が主になっています。
設計者はイギリス人建築家Alex.N.ハンセルと推定されています。

旧ハッサム住宅の内部写真

1階配膳室の画像1階配膳室(JPG:31KB)

阪神淡路大震災では、主屋は壁の各所に剥落や亀裂を生じ、れんが積みの煙突は室内に落下し、屋根や天井、床が破損しました。復旧では、煙突の復原、1・2階の天井と床を補修・補足して組み直し、室内の壁、天井、外部のプラスター仕上げの壁を塗り直しました。
配膳室に落下した煙突は、取り出し、震災の記憶を後世にとどめるため、前庭の隅に展示しています。

地震で折れた煙突の画像地震で折れた煙突(JPG:35KB)

なお、前庭の2本のガス灯は、明治7年頃旧外国人居留地に建てられていたもので、わが国でも非常に早い時期の街灯用ガス灯です。

その他

指定年月日:昭和36年6月7日
所有者:神戸市

お問い合わせ先

文化スポーツ局文化財課