キーナの森とは

最終更新日:2023年11月21日

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キーナの森とは?

キーナの森は、「生きものの“つながり”を守る」、「人と自然の“つながり”をつくる」、「人・活動・場所の“つながり”をつくる」という3つの“つながる”をキーワードに、「つながる公園」をコンセプトとして2017年(平成29年)に開園しました。シンボルマーク

管理と運営

キーナの森では、下記のような運営を目指しています。

  • 多様な生き物が生育できる空間を創出するとともに、生育している希少種の保護と育成を進める
  • 生物多様性の面白さや人の暮らしとの関わりについて、幅広い年代の人々が様々な体験をできるようなフィールドやプログラムを計画する
  • 多様な人々との協働により「生物多様性保全のシンボル拠点」として持続可能な仕組みづくりをする
活動

公園の特徴

<地域>
キーナの森がある北区藍那地区は、神戸の中でも日本の原風景といえる豊かな里山環境が残っている地域です。

<地形・地質>
西神丘陵と呼ばれる丘陵地帯で、明石川水系の最上流部に位置しており、六甲山地や帝釈山地とは地形的な特徴が異なります。

<里山林の跡>
キーナの森周辺は、かつて里山林として利用されていました。しかし、1960年頃から燃料として薪が使われなくなり、里山林としての利用がされなくなりました。公園内には、当時の炭焼き窯の跡が多数残っています。

炭窯主園路
写真左:炭窯跡 写真右:主園路

<生物多様性>
藍那地区は、丘陵地の里山として重要な生態系が残っている地域です。「守りたい神戸生きもの百選」の動植物のうち、植物で60%、動物で64%の記録があります。

  • 植物:キヨスミウツボ、テイショウソウ、カキノハグサ、トウゴクシソバタツナミ など
  • 動物:モリアオガエル、セトウチサンショウウオ など
また、ヤマモモやクスノキなどの大木や、自然の力で幹がうねったように変形した「不思議なコナラ」といった特徴的な木もあります。


(注意)
一般の方が立ち入ることのできない場所に生息している植物・動物もあります。園内には急斜面の場所や獣害対策の罠が設置されている場所が多いため、散策の際は園路を外れないようにしてください。

生物 
2代目不思議なコナラ クスノキ
写真左:不思議なコナラ、写真右:クスノキの大木

開園までのあゆみ

2012年(平成24年)度から「しあわせの森管理運営検討会」を設置し、開園後の管理運営や環境学習プログラムの展開などについて、検討を行ってきました。
また、快適に自然との触れ合いを楽しめるよう、現地の自然を活かしながら、園路や休憩施設などの整備を行いました。

整備

 

お問い合わせ先

建設局公園部整備課