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偽通販サイトで購入してしまったかも!

最終更新日:2023年1月10日

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1.偽通販サイトで購入してしまった。

<事例>会員制SNSに百貨店の閉店セールで、ブランドバッグが安く売られていたので、25,000円のバッグを2つ申し込み、代金と引き換えで届くことになっている。注文後、サイズが違ったと思い、何度か問い合わせメールを入れたが返信がなかった。おかしいと思い、ネットで検索すると「詐欺」と出てきた。どうすればよいか。

2.神戸市消費生活センターからのアドバイス

偽通販サイトでは、支払い方法が、代金引換だけしかない場合も多いため、他の支払い方法がないという場合は注意が必要です。
代金引換は、宅配業者が受取人に商品を引き渡し、販売業者に代わり代金を集金するシステムです。
商品を受取り、代金を支払った後に宅配業者に返金を求めても、返金してもらえないことが多いため、注文後に偽通販サイトと気づいた場合は、商品を受取る前に販売事業者にキャンセルの通知をして、商品の受取り拒否をするなどの対応をしましょう。

偽通販サイトに関する相談は、上記事例のほかにも、衣料品(紳士・婦人服)・家電製品・家具等商品種類は多岐にわたっています。

一般的にインターネット通販で商品等を注文し、契約が成立すると一方的には契約解除ができないことになっています。なかには、申込み後、条件を付けてキャンセルを受けている事業者もありますので、そのような記載があれば、条件記載ページや送ったメールは、キャンセルする場合の根拠資料になりますので保存しておきましょう。

3.トラブルに遭わないために

注文する前に偽サイトだと気づくことが重要です。
最近では、見分けがつかないほど、似せてサイトを作成しているものが増えていますので、いくつかの見分け方を参考にして注文する前に確認しましょう。

《見分けるポイント》
  • 事業者の所在地・電話番号の記載がない。所在地が記載されていても番地等が実在しない例もあります。
  • 事業者への連絡方法が、メールアドレスのみ、Webサイトでの問合せフォームやフリーメールのみである。
  • 商品価格が極端に安い。他のサイトでは売切れている商品の在庫があるなど。
  • アクセスしているURLの表記が、正規サイトのURLと少し異なる。
  • 支払方法が、代金引換や銀行振込に限定されている。またクレジットカード支払いが可能であるかのように見せかけて、最終的にカード決済ができないなど。
  • 不自然な日本語の表記が散見される。
そのほか、「サイト内のリンクが適切に機能しない」「決済がスムーズにできず、何度も入力させられる」ことなどがないか、併せて気に留めておきましょう。

※上記に該当するサイトがすべて、偽サイトというわけではありませんが、該当しないサイトがすべて安心なサイトとも限りません。インターネット通販を利用する場合は見分けるポイントを確認し、十分に注意しながら上手に利用しましょう。

4.困ったときは、消費生活センターにご相談ください。

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