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定例会見 2024年3月28日

最終更新日:2024年3月28日

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・「KOBEまちなかパフォーマンス」本格スタート!
 ~アートにあふれる神戸へ~

・北部小児初期急病センターの開設

会見資料はこちら(PDF:3,297KB)

冒頭

司会:

 それでは、3月2回目の市長定例会見を始めさせていただきます。

 市長、よろしくお願いいたします。

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 今日、お話を申し上げたい案件は2件ですけれども、その前に、小林製薬が製造している紅こうじサプリを摂取した方の健康被害が広がっております。大阪市さんがこの製品の回収を命令したということも報じられております。神戸市民の皆さんにも、ぜひこの報道に関心を持っていただくとともに、この該当する食品、あるいはサプリを摂取して、体に異変を感じる、異常を感じるような場合には、医療機関を受診していただきたい。あわせて、最寄りの神戸市の衛生監視事務所に通報していただきたいというふうに考えております。

 神戸市としては、3月26日に神戸市のホームページで注意を喚起するとともに、販売者を所管している大阪市さんからは、製品の流通状況の調査や該当食品を摂取して市内の医療機関を受診した患者については、情報提供してほしいという依頼も寄せられているところですので、それの対応を行っていただきたいというふうに考えております。市民の皆さんには、ぜひ神戸市のそういうホームページも確認をしていただいて、必要な対応を取ってただきたい。ぜひ注意をしていただきたいというふうに考えております。

「KOBE まちなかパフォーマンス」本格スタート! ~アートにあふれる神戸へ~

 それでは、用意していたテーマですけれども、1つは「KOBEまちなかパフォーマンス」を本格的にスタートさせたいと考えています。神戸をどんなまちにしたいかというと、三宮などの都心では、高層タワーマンションが林立するのではなくて、神戸でショッピングを楽しみ、グルメを楽しみ、アートシーンを楽しむことができるようなまちにしたい。そして、郊外でも駅前のリノベーションを進めて、活気のある、にぎわいのある、魅力のある駅前空間をつくっていきたいというふうに考えてきました。ハード整備も行ってきたわけですけれども、そういう中で、たくさんアーティストの皆さんがパフォーマンスを披露するということも、そういうような方向性を考えたときの神戸のまちの魅力を高める、そういうファクターになるのではないかというふうに考えてきました。

 振り返れば、4年前の2020年の3月からコロナの感染が広がりまして、アーティストの皆さんも非常に大きな影響を受けました。何とかこのアーティストの皆さんのコロナによる影響をできるだけ軽減をしたいということで、2021年度からまちなかアート事業というのを始めまして、神戸のプロのアーティストが出演をするまちなかでの文化芸術イベントに対して補助を行うということを行ってきたわけです。

 コロナが一段落をいたしまして、まちの日常が戻ってきた。通常の日常が戻ってきたということの中では、やはり緊急支援ではなくて、アーティストの皆さんの自律的な、自主的な活動が幅広く行われるような、そういう取組に対して支援ができないかと、そういうような発想でこういうアーティストの活動に詳しい方をアドバイザーとして委嘱をいたしまして、10人の方からいろいろと意見をお伺いしてきました。そういうような方向性を考えるのであれば、そういう中で、意見交換の中で出てきたのが、神戸市がそういうアーティストが活動できる場所、会場を用意する、指定をする。そして、その会場で神戸市に登録をしていただいたアーティストに、その会場でできるだけ自由にパフォーマンスをしていただくと。これがいいのではないかということで、これを行おうということで、昨年の暮れに、登録アーティストの募集スケジュールを発表いたしまして、それからそういうアーティストに活動してもらってもいいよという会場の募集を開始いたしまして、そして今年に入ってから、つい最近ですけれども、3月15日、16日に第1期の登録アーティストの公開オーディションを実施いたしました。そして会場も用意ができた。そして登録アーティストも決まったということで、これから「KOBEまちなかパフォーマンス」ということをスタートしたいというふうに考えています。

 この「まちなかパフォーマンス」は登録アーティスト、これは既に決まっているわけですけれども、この登録アーティストが専用サイトから自分が出演できる日時を予約いたしまして、そして、公認会場で自由にパフォーマンスを行うという、そういう仕組みです。そして、神戸市からは出演者料はお支払いをしませんけれども、できるだけ自律的な活動をしていただきたいというのがこの事業の趣旨ですから、出演者料はしませんけれども、そこでCDなどの物販をしていただく、それから、投げ銭もいいですよということで活動していただくという、そういう事業です。

 第1期の登録アーティストは、全国204組の応募がありまして、49組のアーティストが決定されました。この204組の応募者は神戸以外の兵庫県外、大阪など、かなり広いところから応募者がありましたから、アーティストの皆さんがこういうパフォーマンスをする機会というのは、やっぱりすごく求めておられるんだなということが分かりました。そこから49組のアーティストを選定したわけです。

 ちょっと紹介をさせていただきますと、左上が、まず音楽が40組で、かなりの部分を占めていますね。左上がBloom Works、ボーカルとギターとボイスパーカッションによるポップスの演奏をしております。真ん中が作人さんですね、作人さん。神戸発、神戸生まれの作人さんですね。一昨年の1.17のつどい、追悼のつどいのときに遺族代表として挨拶をされた方です。この作人さん、神戸市内の野外ライブ、非常に積極的に行ってございます。右上が、これは神戸生まれ、神戸育ちの二胡の奏者で、二胡界の歌姫、ディーバという、そういうような愛称もあります。

 音楽が圧倒的に多いわけですけれども、ダンスが4組おられまして、左下がCHARHAN、フットバッグというお手玉を用いて足で操りながらダンスのパフォーマンスをしています。

 大道芸が4組ありまして、この真ん中の方、これはけん玉の、けん玉歴18年ということで、けん玉界では数少ない競技の大会とパフォーマンスの両方で優勝経験がある方です。

 伝統芸能は1組、南京玉すだれと傘回しという、昔から伝わるこういう伝統芸能、これを披露して楽しんでいただくという、そういう方です。

 こういう49組、アーティスト登録をしていただきました。そして、アーティストが活動する場所、三宮を含めまして、現在7か所、公認会場を用意しています。三宮エリアでは、三宮プラッツ、それから神戸阪急グランパティオ、それから、ウォーターフロントではメリケンパークの3か所です。

 こういうアーティストの活動は都心以外にも、リノベーションを進めている駅前でも、ぜひ行っていただきたいと考えておりまして、郊外では、妙法寺の駅前、それから西神山手線の学園都市の前のユニバードーム、それから、西神南駅前の光の広場ですね。それから今、大きくまちの姿が変わりつつある西神中央のプレンティ広場を用意しています。7か所、今あるわけですけど、これももう少し増やしまして、2024年度には10か所程度まで増やしていきたいというふうに考えております。2025年度以降は、民間の施設も含めて、さらに公募をして増やしていきたいと考えております。

 この「まちなかパフォーマンス」のプレイベント、これを3月29日金曜日、30日の土曜日の夜間、サンキタ通りで行います。それぞれアーティスト7組に出演をしていただく予定です。観客の皆さんからは投げ銭、それから、各アーティストの皆さんは、グッズの販売をしていただきたいと思っております。このプレイベントのあと、4月21日には神戸まつりでお披露目のイベントを開始いたします。5月、6月にこの、先ほど申し上げました7か所の公認会場で試行を行いまして、7月から本格的なパフォーマンスの実施につなげていきたいと考えております。

北部小児初期急病センターの開設

 2件目が、北部小児初期急病センターを開設いたします。4月4日から診療を開始いたします。土曜、日曜、夜間、医療機関が休診の時間帯に子供さんが病気になると、保護者の方は大変心配をされて、そして、診察をぜひ受けたいということになるわけですが、そのための診察する機関としては、HAT神戸にある神戸こども初期急病センターと、西区の学園西町にある西部休日急病診療所、2か所となっているわけです。そういう中で、やはり相当心配されるということで、救急車を呼ぶというケースも多いですね。2022年の15歳以下の救急搬送者は、全体で5,495人いるわけですけど、この74%、4,090人が軽症です。ですから、こういう救急搬送を減らしていく上でも、この初期救急対応の診療所を増やす必要があるというふうに考えてきました。

 特にそれが求められるのは北区です。北区のかなりのケースは、このHAT神戸の神戸こども初期急病センターに行っておられます。この神戸こども初期急病センターの受診件数、2022年度ですけれども、ブルーが東灘区で、それが一番上なわけですが、それに次ぐのがこの2,961件、これが北区です。北区からかなり離れたHAT神戸のこの神戸こども初期急病センターに来られているということです。車で約30分、電車ではもう1時間かかります。この北区での夜間、休日の急病への対応が求められてきたわけです。

 そこで今度、新たに3か所目となる小児専門の初期救急の拠点として、北部小児初期急病センターを新設いたします。これを行っていただくのが、済生会兵庫県病院です。この済生会兵庫県病院の中にこのセンターを新設し、そして、運営は済生会兵庫県病院が行っていただきます。診療時間は日曜、祝日、年末年始が9時から12時、木曜日の夜19時から21日までの時間、開設をいたします。こういう形で、この小児救急医療体制の充実に、これからも神戸市として努めていきたいと考えております。

 私からは以上です。

質疑応答(会見項目)

記者:

 冒頭の小林製薬の件なんですけど、特に神戸市さんのほうで、現状で把握されている被害報告とか、相談というのは特にないということなんでしょうか。

久元市長:

 市内の医療機関からの報告では、1名の方が、これは神戸市内の在住の女性ですけれども、今年の1月頃から食欲不振になって、微熱を訴えて受診をしたと。腎機能障害が見られたので、5日間検査入院をしたと。その間に症状は回復をして、現在通院中。この方は紅こうじのサプリを、紅麴サプリでいいんですね、を服用したということで、違っていたら。今はもう、まだ通院はしていますけれども、症状は回復したという報告は1件ありました。

記者:

 ありがとうございます。これ、サプリを定期的に摂取されていたという状況ですか。

久元市長:

 ちょっと補足、分かっていることだけ。

職員:

 定期的に摂取されていたと聞いております。

記者:

 もう少し何か、もし詳細で分かるところがあれば。

職員:

 申し訳ございませんけれども、医療機関のほうから詳しいところが、教えていただける範囲が今、市長が申し上げたところでございますので、この程度にしていただけたらと思います。

記者:

 高齢の方とか、そういうのもあれですかね。成人?

職員:

 年齢についても、お答えを差し控えさせていただきます。御理解いただけましたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

記者:

 分かりました。神戸市さんのほうで何かそういう窓口を設置されたりとか対応というのは、特に考えられていたり。

久元市長:

 窓口をつくろうとは考えておりません。ホームページで、さっき申し上げたような広報を行っているところです。

記者:

 ありがとうございます。

 あと、会見項目のところで、「まちなかパフォーマンス」に関しては、これは例えばイメージとして、海外のまちなかで音楽が鳴っているような様子とか、あるいは市長が御想像されているようなまちの様子とかというのはあるんでしょうか。

久元市長:

 かつては神戸市は、まちなかで演奏していたら、ちょっと困りますよということでやめてもらったりなんかしている傾向があったんですけど、やっぱりルールが要ると思うんですよね。特に三宮なんかは、かなり歩道なんかも混雑していますから、そういうところはちゃんと道路占用許可を取って行ってもらう。それで、一々道路占用許可を取るのではなくて、そこに行ったら何かやっているという風景というのがやっぱりまちの魅力につながるだろう、アーティストの皆さんも活動、活躍の場が広がるだろうということで、7か所、そこに行ったら何かやっているという、そんな風景があったら、もっとすてきなまちになるかもしれないなというイメージはありました。

 日本のまちでは、まだあまり、東京に行ってもそんな風景が見られるわけではありませんが、三宮近辺は、海外に行くとそういう風景によく出会うんですけれども、決して海外をまねするということではなくて、そんな風景が日常的に見られるようなまちになるというのも、いい方向ではないかなというふうに感じています。

記者:

 ありがとうございます。要は、三宮駅前で夜とかやっている路上ライブとか、そういうのとはちょっと違うということですよね。

久元市長:

 路上ライブは、あれ、手続は取ってやっているんでしょう。勝手にやっているの?

職員:

 恐らく道路使用許可は取られてないと思います。

久元市長:

 本来要る?取ってやっているケースもある?

職員:

 取ってされている場合はほぼないと思います。

久元市長:

 ないんですか。

記者:

 そうですか。失礼しました。通常はあまり許可は出ないんですかね、多分、警察のほうも。

職員:

 警察の許可を取ろうと思うと、恐らく警備を立てたりとか、人の動線を確保したりとかということが要りますので、それをされてないということは、恐らく使用許可は取られてない。結構皆さん、いつ注意されるかと思ってびくびくしてされているので、こういう場所をつくると安心してできるということで、アーティストの方も喜んでいらっしゃいます。

記者:

 三宮駅前はそういうのが結構盛んな気はするんですけど、じゃ、ちょっと声をかけたりして、「まちなかパフォーマンス」のほうに誘導したりするような動きとかもあったりするんですかね。

職員:

 このアーティストの募集をしている期間に、私が家へ帰る途中で会ったアーティストにお声がけをしたケースはあります。

記者:

 引き続き、「まちなかパフォーマンス」についてなんですけど、これ、アーティストは神戸市出身とか関西出身の方を中心に選んでいらっしゃるということになるんですか。

久元市長:

 「まちなかパフォーマンス」の応募状況を見ると、204組の中で、204組は神戸市外の方がかなり多かったと記憶しておりますが、この選んだ49組は比較的神戸市のウエートが増えているというですよね。

職員:

 まず応募条件に関しては、16歳以上で、国籍とか性別問わずで募集をしました。一番遠くは東京の方がいらっしゃいました。実際、神戸で活躍していただくということで、同じようなジャンルであったりレベルであったりとか、悩んだときには近いほうの方を採用するようにしています。

記者:

 ありがとうございます。そうすると、そのアーティストは関西の方を中心にというよりかは関西でパフォーマンスの機会を提供するという、そういう趣旨ということでよろしいんですかね。

久元市長:

 はい。神戸で御活躍いただけるという方で。

記者:

 ありがとうございます。

 あと、アーティスト側にはそういう機会提供ということだと思うんですが、市民にとってのどういう恩恵というか、メリットと言ったらあれですけど、どういった目的というか、趣旨でやられるかというのを改めてお聞かせください。

久元市長:

 それは、それぞれで受け止めていただいたらいいと思うんですけど、もし苦情が多かったらやめますけど、あまり苦情があるとは思えないですよね。どこでもやったらいいというのでもなくて、ここの7つの会場というのは、通行にあまり支障がなくて、それで、ここでやっても、周りに病院とか学校があるわけではなくて、駅前とか、それから繁華街の中ですから、繁華街の中でにぎわいが生まれている、何か面白いことをここでやっている、音楽が聴ける、面白い大道芸をやっているというふうに感じてもらえればいいと思います。

記者:

 最後に1つだけ。市長が特に注目されているアーティストとか、特に注目されている分野とかがあったら教えていただけたらと思います。

久元市長:

 みんな、全部面白いと思います。

記者:

 引き続き「まちなかパフォーマンス」になるんですけども、先ほど日常的にまちなかで音楽とかパフォーマンスを披露できるし、見ることができるというふうにおっしゃっていたんですけど、今後、実際に本格的に動き出したときに、実際にどれぐらいの頻度でパフォーマンスというのができるような状態になるのかというのが1点と、今回選ばれた49組の選んだ選定理由というか、数とかの一定の基準みたいなのがあるのかということ、あと、どなたが選んだのかということを教えていただければと思います。

久元市長:

 どれぐらいの頻度かというのは、これは自由にさっきの専門サイトで予約できるので、どれぐらいの頻度で入ってくるのかというのは、これは一種の実験ですね。実験ですから、どれぐらい入ってくるのかというのはよく分からないです。ただ、さっき申し上げましたように、一定期間実験をやってみて、本格実施をしますから、そういう過程で明らかになっていくと思います。

 あと、誰が選んだのかは、職員が中心に選んだのかどうか。少なくとも私は入っていません。あとは、文化スポーツ局の文化に造詣が深い職員の皆さんと、あとは、そういうそれぞれの分野の活躍している方が選考したのではないかというふうに思っています。著名な方には頼んでいません。課長もちゃんと審査やったんでしょう。

職員:

 1次審査は動画でさせていただきました。我々文化に関わる職員と文化の外郭団体のほうで見させていただいて、2次審査、公開オーディションのほうは、加えて市内のメディアの方にも入っていただいて審査をしました。

記者:

 ありがとうございます。

 その予約が入るかどうかというところなんですけど、これは基本的に毎日いつでもパフォーマンスができるよという状態になるということになるんですかね。時間が区切られるんですか。

職員:

 会場が7つございまして、会場側から、使っていいよという日にちとお時間を頂戴します。今のところ、残念ながら、毎日というわけではございませんが、この制度が苦情もなく、にぎわい創出につながるというふうになっていけば、会場側の協力も得られるんじゃないかと思っております。

記者:

 ありがとうございます。

 あと、またちょっと細かいんですけど、同様の民間の取組で、Busk in KOBEという取組があって、ストリートミュージシャンの方を同様に集めて公認のスペースでやるというのも既にやられていると思うんですけど、そことの連携とかすみ分けみたいなのは現時点で何かあるんでしょうか。

職員:

 Busk in KOBEさんは、ライブハウスの方が中心になってされている同じような取組なんですけれども、やはり公がこういった場所を提供していくということで、彼らも当然会場を広げていくことには苦慮されているわけでして、今回、パートナーシップという形で協力関係になっていただこうというふうに思っておりまして、お互いにこちらのアーティストが向こうに出たりとか、Busk in KOBEさんが使っておられる会場をこちらのほうに提供いただいたりとかという連携を取りながら進めていきたいなというふうに思っております。

記者:

 出演料等はないということですけども、登録料とかそういったお金のやり取りはあるんでしょうか。

久元市長:

 ないです。

記者:

 一切ないと。分かりました。ありがとうございます。

記者:

 冒頭の小林製薬の件で何点か確認させてください。

 まず、医療機関からの報告は何日にありましたでしょうか。

職員:

 医療機関からの報告ということなんですけども、正確に申し上げますと、医療機関のほうから小林製薬、小林製薬のほうから大阪市。大阪市というのが小林製薬の本社や製造工場を所管している市になるんですけども、その大阪市のほうから私どもに、3月26日火曜日に、神戸市内で1人、医療機関のほうで患者さんがいらっしゃるんじゃないかということで調査が依頼されたという、そういう状況でございます。

記者:

 小林製薬を経由して大阪市から来てということですけれども、小林製薬が70人以上健康被害が出ていますということで発表していますけど、その中に含まれているかどうかというのは分からないんですか。

職員:

 そうですね、そのあたりは分かりません。

記者:

 医療機関からは紅こうじによるものと見られるんじゃないかということで小林製薬に連絡があったという理解でよろしいですか。

職員:

 そうですね。そのとおりでございます。

記者:

 分かりました。

 なので、神戸市に直接健康被害というのは現時点では届いてはいないという状況ですか。医療機関か、あるいは市民の方から、直接医師に対しての「何かこういうのがあるんだけど」という相談とか、そういうのはない?

職員:

 相談については3件ございます。昨日時点でございますけれども、まず1点目が、紅こうじが含まれる食品について、カップ麺だったんですけども、「それ、食べたけど、大丈夫なんですか」というお問合せがあったり、2点目は、飲食店の方からだったんですけども、「飲食店で食材に使われていないかというのをお客様からお店のほうにお問合せがあったりして聞かれるんだけども、どう対応したらいいか」という話。これはそれぞれのメーカーなり、原材料を作っているところにお問合せいただくようにということで御回答はさせていただきました。

 あと、3点目は、4年前に小林製薬の紅こうじ関連商品を食べて、おなかを下したというような、そんな御相談があった事例が1件ございました。これについては、直接、小林製薬のほうにもちょっと問合せをしてくださいという話をしておるところでございます。どんな製品を召し上がられたのかというところを確認しましたところ、今回、小林製薬のほうが回収している商品ではなかったので、そのあたり、因果関係が詳しくはちょっとまだ分からないという、調査中のところではございます。

 以上でございます。

記者:

 分かりました。

 前提として、神戸市の保健所が所管している会社というのはないという理解でよろしいですか。

久元市長:

 神戸市が所管しているという、それは法令上の適用があるかどうかということかなとは思うんですけれども、一応、私どもが把握をしているのは、小林製薬が自主回収の対象としている紅こうじ原料について、販売者を所管する大阪市さんのほうから、市内の1つの施設が流通先の調査依頼があった診療所で、サプリとして患者に提供していたという、そういう情報の提供を大阪市さんのほうから受けているということですね。それが1つです。

 それから、これは既に情報は公開されているようですけれども、サプリ「ノエビアDHA&EPA」というサプリについて事業者が自主回収を始めていると。これが厚生労働省の食品衛生申請等システムに入力されて報告されているという2点、確認しています。

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