
エム・シーシー食品株式会社
管理本部 人事総務グループ 主事
横山 紀幸さん(56歳・写真左)
東京都出身。1986年に新卒入社。水産系の大学で冷食を研究。タヒチカレーの味に一目惚れして入社。営業、
工場の現場及び事務など様々な業務を経験したエム・シーシーの“ 歩く広辞苑”。今はクラムチャウダーに夢中。
管理本部 人事総務グループ
曽我 笑夢さん(24歳・写真右)
神戸市出身。関東の大学へ進学後、2019年に新卒入社。受付業務を担うエム・シーシーの“ 顔”。休日は、友だちと元町や北野を巡りInstagramに投稿。地元を離れて気づいた、やっぱり神戸が好き。
どんな会社ですか?

1954年創立のエム・シーシー食品株式会社。業務用、家庭用、学校給食用の調理缶詰、レトルト食品、冷凍食品などをつくる食品メーカーです。
エム・シーシー食品が大切にしているのは、「おいしさ」です。家庭用の食品を手にとったお客様から「これがレトルトなの?」と驚かれることも。ここ数年は、味に惹かれて就職を希望する学生も、女性を中心に増えつつあります。
おいしさの理由は、人の手をかけた調理にあります。約300名の従業員の半数にあたる150名が、製造を担当。代表作である「100時間かけたビーフカレー」をはじめ、商品にはとことんこだわり、火加減から煮込み、味のチェックまでを人が行います。
また地場企業として、地域に根ざした取組みも特徴の1つです。
阪神淡路大震災を経験した兵庫県。防災意識を高めるため、神戸市消防局とコラボレーションした「消防隊カレー」を開発。またジェノベーゼソースの主要原材料である「バジル」を2004年から地元・兵庫県で生産を始めました。
今回は、エム・シーシーの“ 顔”、そして“ 歩く広辞苑” の2人に話をうかがいました。
どんな仕事ですか?

曽我さん:私は、エム・シーシーの顔ともいえる受付を担当しています。受付業務としてイメージしやすいのは、来社した取引先の方をお迎えして、担当部署へつなぐこと。会議室の手配も含めて、準備を行っていきます。
また、代表電話の窓口も行っています。家庭用食品を召上がったお客様からの問合わせ応対も、大切な仕事です。
エム・シーシーはOEM も含めると、合計1,000種類以上の商品をつくっています。全ての製品について、知ることは大変です。そこでポイントとなるのは「誰に聞いたら良いか」を知っていること。
人事総務の先輩、営業・生産などの各部署の同期や先輩へつなぎ、答えを見つけていきます。その積み重ねの中で、次第に自分の答えられる範囲が広がっていきます。ちなみに入社1年目は、誰に聞いたら良いかもわからず、大変でしたね。そこで、社内の色々な部署の方に顔を覚えてもらい、「困った時に頼れるネットワーク」を日々構築中です(笑)。
そんな私の先輩であり、営業から製造まで広く知るのが、横山さんです。

横山さん:私は総務として、エム・シーシーで働く社員のサポート業務を行っています。仕事の特徴は、とにもかくにも幅広いこと。たとえば備品の管理、社屋のメンテナンス、健康診断、労災発生時の対応、入社や異動に伴う社員寮の手配など。また、中・高校生の職場見学や、大学生インターンシップのカリキュラム作成といった将来の人材確保に向けた種まきも業務です。
会社の雰囲気は、どんな感じ?

横山さん:社員の平均年齢は比較的高く、当社の社風にマッチして長く勤めている方が多くなっています。新卒採用にも積極的に取り組んでおり、高卒から大学・大学院卒まで、毎年様々な学生さんが入社されています。食への意欲が高い方が多く、皆さん入社して1年目から様々な部署で活躍していますね。また研修にも力を注いでおり、入社後は、工場研修や外部機関による研修も行います。
曽我さん:私が入社を決めた理由は、選考を通して社員のみなさんと出会い「エム・シーシーで働く自分がイメージできた」からです。
就職活動までさかのぼると、私は「関西」「食品業界」の2軸で取り組みました。就活を始めた当初は、管理栄養士の資格を活かして、品質管理などの仕事をイメージしていましたが、選考が進むにつれ、「どんな仕事をするか」以上に「どんな人たちと働くか」を大切にしたい自分がいることに気づきました。
入社後も、大きなギャップは感じていません。
約2年間会社で働き、気づいたことがあります。会社とは、たった一人で突っ走っていくものではなく、色々な人と横でつながって、一緒に走っていくもの。私は入社1年目から窓口業務を任されながらも、わからない時は色々な部署の人に助けてもらいました。
どんな時にやりがいを感じましたか?
曽我さん:社内外を問わず「ありがとう」をもらった時です。商品を召上がったお客様から、「おいしかったです、ありがとう」と電話をいただくこともあります。
また、私は生まれ育った神戸が大好きです。協賛企業として、地域に関われるのもやりがいですね。入社1年目には、第9回神戸マラソンにおいて、ゴール後に振舞うスープ選びを任されました。中学から大学まで、陸上競技に打ち込んできた私は、淡路島産たまねぎのオニオンスープを選びました。さらりとして飲みやすく、身も心も温まり、ホッとできるからです。
横山さん:エム・シーシーで働いて30年以上になります。20代、30代、40代・・・と、世代ごとに仕事のやりがいも変化していきました。20代のころ、営業職として一緒に仕事をしていた同世代のお客様がいます。「いつか、実現したいですね!」と話していた“ 仕事のタネ” があります。お互いに役職も変化した30年後の今になり、やっと芽吹きそうなところなんです。
どんな人が合っていますか?

横山さん:なんといっても食べることが好きな人ですね!私が入社を決めたのは、初めて食べたエム・シーシーのタヒチカレーでした。温めて、そのままホテルで提供されても遜色のない味だと思います。購買部がこだわり抜いた質の高い原材料、製造部が手間ひまかけた調理。世の中に、レトルト食品は数あれど、30年以上経つ今も変わらずファンですね。
曽我さん:自ら進んで仕事にぶつかれる人が良いと思います。他部署から急ぎの仕事を頼まれることもあります。断るのは簡単ですが、「よしやろう。どうやったら実現できるだろう」と考えてみる。そうした依頼に応えることができ、「ありがとう」と言ってもらえると嬉しいです。そして、誰かのために頑張ることが、結果として自分のためにもなるように思います。
うちの会社のここがいい!
- カレーもスープも商品がおいしい!!!
- アットホームな雰囲気で和やかな人が多い
- 1年目から仕事を任される
- 神戸市民にはなじみ深く、根強いファンを持つ商品をつくる仕事です
とある1日
8:30 | 出社。今日は市内の高校生が職場見学に訪れます。 |
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9:00 | 会社説明を行い、試食会。高卒採用にも力を入れています。 |
12:30 | 職場見学が終了。一息。社員食堂でお昼をとります。 |
13:30 | ホッと一息、と思いきや役員室から「電球を交換してほしい」と電話。脚立片手にかけつけます。 |
15:00 | 曽我さんからイベントの相談を受ける。 |
16:00 | 間も無く始まるインターンシップ。受入のカリキュラムを計画します。 |
19:00 | 退社。 |
8:45 | 出社して制服へ着替え。今日もがんばります。 |
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9:00 | 始業。午前中は、会社へ届いた配送物を各部署へ仕分け対応。 |
10:45 | 商品を召し上がったお客様から「おいしかったです」と電話をいただく。嬉しい瞬間です。 |
13:00 | 社員食堂でお昼をとります。本社食堂では毎週金曜日はカレーの日と決めています。 |
14:00 | 翌日の工場見学に向けた白衣の準備、会議室の予約調整などをキビキビこなします。合間に代表電話の応対も。 |
16:30 | 郵便局へ出荷の手配。 |
18:45 | メール対応を終える。まだ仕事はありますが、切り上げて退社。 ※イベント前などは残業もあります。 |
※インタビュー内容は、2021年取材当時のものです。
- エム・シーシー食品株式会社
- http://www.mccfoods.co.jp/
- 業種
- 食料品製造業
- 事業内容
- 食品製造及び販売(調理缶詰、調理冷凍食品、レトルト食品他)
- 本社住所
- 〒658-0023 神戸市東灘区深江浜町32番
- 従業員数
- 304名(2022年4月現在)
- 年間休日日数
- 生産関連112日、営業関連117日
- 平均有給休暇取得日数
- 10.3日
- 社内各種制度
(教育、休暇等制度) -
・小学校3年生までの短時間勤務制度
・半日有給休暇制度
・計画有休5日制度
・福利厚生として外部ベネフィットと提携し、社員全員加入
・研修制度として外部研修専門会社と年間提携し、社員のスキルアップ支援 - 採用選考の流れ
- 会社説明会参加(対面形式又はオンライン形式)→書類提出(履歴書等必要書類を提出)→適性試験受検→書類選考・適性試験の合否連絡→個人面接(3回程度、WEB 面接・対面面接)→内定
※選考プロセスは変更となる可能性があります。