最終更新日:2023年9月19日
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概要
旧乾邸は、1936(昭和11)年頃、乾汽船株式会社を設立した乾新治氏の自宅として、旧住吉村(現在の東灘区の一部)の山麓部に建築されました。
設計者は建築の名手として名を馳せた渡邊節氏。洋風を基調としながら巧みに和洋を折衷し、重厚さの中に繊細なデザインを取り込んでいる旧乾邸は、渡邊氏の代表作とも言われています。
阪神間モダニズムを象徴する大邸宅の風格がよく伝わる主屋や土蔵、さらに当時の姿を残す庭園などは非常に貴重なものであり、門や塀も含め建物全体が神戸市指定有形文化財(※1)に、また、庭園も一部を除いて神戸市指定名勝(※2)となっています。
※1
指定年度:2008(平成20)年度
ただし、待合所は2009(平成21)年度
※2
指定年度:2012(平成24)年度
日本における文化財の種類の1つで、芸術上又は関賞状価値の高いものとして神戸市が指定したもの。
神戸市東灘区住吉山手5丁目1-30