脳脊髄液減少症

最終更新日:2023年9月12日

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脳脊髄液減少症について

交通事故やスポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠感、不眠、記憶障害など様々な症状を呈する「脳脊髄液減少症」とよばれる疾患が起こりうるのではないかとの報告が一部の研究者からなされています。

この疾患については、医学的な解明が進められている段階であり、スポーツ外傷等を原因として起きるかどうかも含め、いまだ定まった診断基準や治療法が確立していません。そこで、2007年度(平成19年度)に国において研究班を設置し、統一的な診断基準の確立と有効な治療法の研究が行われており、2011年(平成23年)10月脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準が作成されました。

また2016年(平成28年)4月から、硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)(※)が保険適用となっています。
 ※硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法):血液が固まることを利用して、患者自身の血液を注入して
  硬膜から髄液が漏れている部位を塞いでいく方法です。

また、利用者の便宜を図るため、患者団体のホームページをご紹介します。

脳脊髄液減少症に関して医療機関向けに作成されたホームページを紹介します。

 

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相談機関

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お問い合わせ先

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