パラスポーツから共生社会を考える「パラレゾ」

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パラレゾとは

『パラレゾ』はパラスポーツの世界を知ることで、一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できる共生社会の実現に向けた学びのプログラムです。相手の感情や考えに共感し、より深い理解を生み出す現象をレゾナンス(共鳴)といいます。一人一人の個性が響き合うことが共生社会の第一歩となる、そんな思いから「パラスポーツ」と「レゾナンス」を掛け合わせた『パラレゾ』が誕生しました。

実施プログラム

パラレゾ for School

パラアスリートと共にゴールを目指す競技アシスタント(ガイドランナー:視覚障がいのある選手をロープや声で誘導するランナー)の視点で、パラスポーツの世界をゲームから感覚的に経験したり、自身の人生を大きく変えた出逢い・経験談を聞くことで、子どもたちが多様性に気づき、あきらめない気持ちや共に生きることの大切さを理解する心をはぐくみます。

【実施期間】
2023年9月 ー 2025年3月( 予定 )
【対象】
神戸市内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校
【実施内容】
競技アシスタントを講師とした90分間の体験型授業
・障がいやパラスポーツに関するレクチャー・体験
・競技アシスタントの体験(ガイドランナー)
・講師による講話(自身の経験・パラスポーツとの出会い・あきらめない気持ち)
【場所】
各学校 ( 体育館・運動場 )
【講師】
野口 研治(のぐち けんじ)氏pararezonoguchi
(一社)神戸スポーツリンク代表理事・T&F.net KOBE代表
流通科学大学陸上競技部コーチ
大阪国際大学人間科学部スポーツ行動学科非常勤講師
40歳を超えた現在でも100mを11秒台で走る現役マスターズ陸上競技選手。
視覚障害者アスリートの伴走者としても活動する。
( 2007年全盲の部800m日本記録樹立 )

パラレゾ for Community

パラスポーツを通じて日常にある多様性に気づき、お互いを理解し支え合う「共生社会」の大切さを学べます。今まで考えていた「ふつう」は人の数だけあります。他の人との違いを認め合える、自分の良さを認められる90分です。

【実施期間】
2023年7月 ー 2025年3月( 予定 )
【対象】
地域コミュニティ(ふれあいのまちづくり協議会等)
【実施内容】
パラアスリートを講師とした90分間の体験型研修
・障がいやパラスポーツに関するレクチャー・体験
・講師による講話 (自身の生い立ち・パラスポーツとの出会い)
【場所】
各地域福祉センター・文化ホール等
【講師】
山本 恵理(やまもと えり)氏pararezoyamamoto

神戸市出身。
先天性の二分脊椎症により、生まれつき足が不自由。
神戸市の広報誌を見て応募した障がい児の水泳教室をきっかけに
9歳から水泳に取り組み、パラ水泳の近畿大会や日本選手権などに出場。
29歳の時に留学先のカナダでパラアイスホッケーに出会い、
強豪のカナダ代表選手らとプレーする。
2016年5月、東京都主催のパラリンピック体験プログラムで初めてパワーリフティングを体験し、選手として東京パラリンピックを目指すことに。現在はパリのパラリンピックを目指してトレーニングに励む傍ら、日本財団パラスポーツサポートセンターが実施するD&I教育・研修プログラム「あすチャレ!」全体のディレクターとして、またプログラムの企画・講師業務、講演会などを行っている。

永尾 由美(ながお ゆみ)氏pararezonagao

1991年まで車いす陸上競技の選手として活躍していたパラアスリート。
ソウル1988パラリンピック陸上競技のスラローム金メダリスト。
引退後は日本パラ陸上競技連盟の強化コーチとして、
メダリストを含むパラアスリートを輩出している。現在では、メダリスト、パラアスリートとしての経験を活かし講師やユニバーサルデザインコーディネーターとしても全国の学校、企業に向け、バリアフリー教室を含め、ダイバシティ、エクイティ&インクルージョンを推進するために講演会を数多くこなしている。

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文化スポーツ局国際スポーツ室