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火災増加に伴う市民への呼びかけ~電気火災・焼却火にご注意ください~

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記者資料提供(2025年12月16日)
消防局予防部予防課
市内における火災発生件数は、昨年と比較して約20%増加しており、電気関係の火災や焼却火による事例が多く見られました。
 なかでもリチウムイオン電池による火災が増えており、焼却火に関する火災も増加しています。
これからさらに寒くなると空気が乾燥し、火気・電気器具を取り扱う機会も増えます。
 年末年始は長期間家を空ける機会も増えることから、火災への注意が特に重要です。
 市民の皆様には、大掃除の機会を利用して器具の点検・清掃を行っていただくことや、
外出時や就寝前の火気の確認等をお願いします。火災を未然に防ぐための取り組みに、ご協力のほどよろしくお願いします。

火災件数の推移(前年比)

 2025年11月末時点で408件の火災が発生し、前年の件数(386件)を上回っています。
なかでも「建物火災(238件)」と屋外で枯草やごみが燃えるなどの「その他火災(110件)」が多く発生しています。
 

 

図1
火災総件数の推移

図2
火災件数の比較(11月末時点)

図3
2024年9月からの月別火災件数

図4
主な火災原因の推移

火災による死者(2025年11月末時点)

 火災による死者は12名で、前年1年間と比較して4名増加しています。死者12名のうち住宅火災による死者(放火、放火自損を除く)は11名で、そのうち9名が一酸化炭素中毒で亡くなっています。また、死者の多くは高齢者が占めています。
図5

電気火災(火災全体の出火原因1位)

原因と事例 

 「電気関係」が原因の火災は86件で前年同時期(71件)より15件(21%増)多くなっています。このうち、リチウムイオン電池が関与する火災は今年25件で、すでに前年1年間(16件)を上回っています。
 特徴としてはモバイルバッテリーや電動機器充電中の出火が多く、製品の不良や劣化が主な原因となっており、建物火災増加の一因と考えられます。
 また、コンセント部分の結露やほこりが影響するトラッキングによる出火や、家具等の下敷きになっている電気コードから出火する事案も多く見られます。

神戸市の事例

  • (2022年2月東灘区)コードレス掃除機を充電する際に他社製充電アダプターを接続したため保護回路が損傷して過充電となり出火
  • (2024年2月垂水区)延長コードに接続されている電気ストーブの電源プラグにおいてトラッキングが発生し出火
  • (2024年2月北区)床面の延長コードが断続的に踏みつけられたことにより部分的に断線し、抵抗が増加したために発熱・短絡を起こして出火

対策

リチウムイオン電池

  • 純正品、PSEマーク品の充電ケーブルを使用し、長時間充電しない
  • 高温環境(車内、暖房器具付近)を避け、水のかかる場所で使用しない
  • 落下や強い衝撃を与えず、衝撃吸収性や耐火性のある収納ケースを利用すると安全

トラッキング

  • 定期的にコンセント付近の清掃・点検を行う
  • 使わない機器はプラグを抜く

電気配線

  • コードを家具の下に挟んだり、強く折り曲げない
  • コンセントや延長コードをタコ足配線にしない
一般的な住宅火災対策として

 住宅用火災警報器の設置、作動確認、住宅用消火器の設置をお願いします。初期消火が可能であれば消火器で消火、安全を確保した上で119番通報をしてください。

焼却火(その他火災の出火原因1位)

原因と事例

 「焼却火・たき火」が原因の火災は42件で前年同時期(26件)より16件(61%増)増加しています。
 特徴としては枯草や廃材の焼却を行う際に、不注意から周囲へ大きく延焼したケースが多く発生しています。特に風の強い日や乾燥時に拡大しやすくなります。
 また、2月は火災件数が11件(前年2件)と多く、発生場所によっては林野火災に拡大する危険性もあります。

神戸市の火災事例

  • (2015年7月西区)枯草の焼却を行い、火をつけたまま他の農作業をしていたところ、焼却火が隣接地の枯草に延焼拡大した
  • (2017年12月西区)ドラム缶で焼却を行いその灰を捨てたところ、消火が不十分であり灰の残り火から周囲の雑草に着火、周囲の竹やぶに延焼した
  • (2023年4月北区)田んぼで枯草の焼却を行っている際、一時的に吹いた風に煽られ、飛び火して隣接する法面に着火、林野へ延焼拡大した

対策

  • 風の強い日、乾燥注意報発令時は焼却を行わない
  • 事前に消防署へ届出を行い、万が一のために通報手段を確保しておく
  • 周りに燃えやすいものがある場所で行わず、水バケツ、水道ホースなどを準備する
  • 必ず複数人で行い、火が消えたことを確認してから離れる

実施内容

 下記のHPや動画、チラシなどを使って市民の皆様に呼びかけを行っています。

 

図6
動画:火を噴くモバイルバッテリー
図7
動画:リチウムイオン電池搭載製品を正しく使わないと


チラシ
山火事予防チラシ
ポスター
山火事予防ポスター