ホーム > 消費生活・くらしの相談 > 消費生活センター > 過去のKOBEくらしのレポート(過去1年分) > KOBEくらしのレポート2023年10月号【デジタル版】
ページID:67108
ここから本文です。
「KOBEくらしのレポート」は、市内の各地域にいる「くらしのパートナー※」から寄せられた悪質商法や消費者トラブルを、読みやすいレポートにまとめたものです。
(※くらしのパートナー)
家族や友人の方への注意の呼びかけなどに、ぜひ活用してください。
電話に出たら自動音声ガイダンス(機械の音声)で、「電気代が未納になっています。2時間後に停電します。支払い状況を確認する場合は『1』を押してください」というアナウンスが流れてきました。
停電しては大変なので『1』を押したらオペレータが出てきて、名前と生年月日を尋ねてきました。
おかしいと思って電話を切りましたが、停電しませんでした。
悪質業者は、過去に原野商法で土地を購入し処分に困っている消費者が高齢になり、子や孫に迷惑をかけたくないので早く売却したいという心理につけ込んできます。原野商法:
価値がまったくない、もしくはあっても非常に低い土地であるにもかかわらず、あた
かも価値があるように見せかけて、高値で売りつける商法。
原野商法二次被害:
過去の原野商法の被害者やその相続人に、さらに原野を売りつけたり、管理費を請
求したり、土地が高く売れると勧誘し、土地を売るためと言って「測量費」「広告費」
など様々な名目で金銭を支払わせる手口。
現在自宅にソーラーパネルを設置している。そのメンテナンスをすると訪問して来た人から「電気料金も年々上がっているので、蓄電池を購入しないか」と勧められ、約250万円を13年の分割払いで支払うという契約をした。
しかし、よく考えたら、自分たちも歳を取っており、支払いも難しくなるので、高額な契約はやめたほうがよいと思った。解約したい。(60歳代)
未公開株・社債
「未公開株」とは証券取引所に上場していない株で、「上場間近で必ず儲かる」 など虚偽の勧誘による被害が多くあります。社債とは、企業が設備投資などの事業資金を調達するために発行する債権です。
「未公開株」や「社債」の販売ができるのは 登録を受けた証券会社と未公開株や社債の発行会社に限られており、他の者が勧誘を行うことは原則禁じられています。
ファンド
資金運用を機関投資家が代行する金融商品のことで、出資金名目で金銭を、だまし取られる被害が発生しています。
パソコンやスマホの画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告を表示させ、あたかもウイルスに感染したかのようにみせかけ不安をあおります。さらに遠隔操作でサポートするかのようにみせかけ、表示された電話番号へ連絡させ、現金や電子マネー等※をだまし取る犯罪です。原稿作成:消費生活マスター
情報提供:くらしのパートナー、あんしんすこやかセンター