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ヘルスケアデータ連携システム

最終更新日:2023年6月5日

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 神戸市は、今まで別々に記録されていた個人の医療・介護・健診等のデータを個人ごとにまとめる「ヘルスケアデータ連携システム」を構築し、運用を開始しました。
 過去から現在までの健康データが網羅的に分析できるようになることで、市民の健康状態や生活習慣をより正確に把握でき、将来かかるかもしれない病気の予測や要介護状態に至る要因の推定ができる可能性があります。
 また、保健・医療・介護分野において、エビデンスに基づく政策立案(EBPM)を推進することで、疾病予防や生活機能の改善(フレイル予防)など、健康増進に向けた保健事業を効果的に実施できます。例えば、生活習慣病と要介護状態の関連等の分析により、将来要介護状態になる可能性が高い方への効果的なアプローチが可能となるなど、様々な効果が期待されます。
 さらに、実施した保健事業の効果に関してもデータを用いて評価できるため、より良い保健事業の展開に繋がります。

活用データ

①医療レセプトデータ(国保・後期高齢者・生活保護)
年齢、性別、傷病名、診療行為、医薬品、医療機器、受診医療機関、医療費、受診日数 など

②介護レセプトデータ
年齢、性別、種類別介護サービス単位数、利用介護施設、要介護度、介護費 など

③介護認定調査票
日常生活自立度、ADL、要介護度 など

④健診/検診データ(国保・後期高齢者・生活保護/がん検診・歯科検診(市実施分))
身長、体重、BMI、腹囲、血圧、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、GOT、GPT、γ-GT、血糖値、HbA1c、尿糖、尿蛋白、メタボリックシンドローム判定、保健指導レベル、生活習慣、基本チェックリスト など

⑤被保護者調査のための行政記録情報
受給開始年月日、扶助内容、家族構成、開始理由、就労状況、就学の状況 など

⑥予防接種の接種状況
新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌、HPV・ロタウイルス・小児肺炎球菌等の小児対象のワクチン など

⑦救急隊出動情報及び傷病者情報
発生年月日、事故種別、傷病者情報、搬送情報 など

⑧転入・転出・死亡日等一覧表

 

【ヘルスケアデータ連携システムイメージ図】

ヘルケア概要図

ご不明点等については、電子メール(mck@office.city.kobe.lg.jp)にてお問い合わせください。
 

データの研究利用

  • ヘルスケアデータ連携システムやその他のデータを活用した研究一覧
 

参考

(1)個人情報の保護について

 個人情報保護法第69条では、法令に基づく場合を除き、利用目的以外の目的のために保有個人情報を利用・提供してはならないと定められています。ただし、同条第2項において、専ら統計の作成又は学術研究の目的のために提供するときは、例外的に利用目的以外の目的のために保有個人情報を利用・提供することができると定められています。

 神戸市においても、学術研究等の目的や公益性を考慮した上で、必要な情報を学術機関へ提供する場合があります。その際には、神戸市ホームページに掲載し、市民への情報提供及びオプトアウト(拒否)の機会確保を図っています。
 なお、学術機関へ提供する際は、氏名や生年月日、住所等の個人を特定できる情報は削除し、匿名化した上で提供します。
 

(2)神戸市保健事業に係る研究倫理審査委員会

 神戸市では、保健事業に係る研究を実施または協力をする際、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年3月23日文部科学省・厚生労働省・経済産業省通知)を踏まえた倫理審査を実施しています。

お問い合わせ先

健康局政策課