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ユニバーサルデザインとは?

最終更新日:2023年2月20日

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「ユニバーサル」とは「すべてに共通の」、「普遍的な」という意味で、「ユニバーサルデザイン」を日本語に言いかえると、「すべての人のためのデザイン」「みんなにやさしいデザイン」という意味になります。でも、形あるものだけをさしているのではありません。

私たちのまちには、子どもから成人、お年寄り、男性・女性、外国人、車いすを利用する人、視覚障がい者、聴覚障がい者、そのほか外観では分かりにくい障がいをお持ちの方、妊産婦、ベビーカーを押す人など、いろいろな人が暮らしています。

ユニバーサルデザインは、こうした年齢、性別、文化、身体の状況など、人々が持つさまざまな個性や違いにかかわらず、最初から誰もが利用しやすく、暮らしやすい社会となるよう、まちや建物、もの、しくみ、サービスなどを提供していこうとする考え方のことです。

ユニバーサルデザイン(Universal Design)はその頭文字をとって、「UD」として表現される場合もあります。

ユニバーサルデザインはどうして生まれたの?

ユニバーサルデザインの考え方はアメリカで生まれました。
アメリカの大学で建築などの研究をされていた、ロナルド・メイス教授が1980年代に広めたものです。
教授は幼い頃の病気がもとで、電動車いすを使って生活をしていました。
当時のアメリカでは「バリアフリー」という考え方がさかんに使われていました。

バリアフリー(BARRIER FREE)とは?

【バリアフリー「特定の人にやさしい」】
たとえば、車いすを利用している人が、階段をのぼりおりすることは容易なことではありませんね。

でも、その階段にスロープをつければ、以前より簡単にのぼりおりすることが可能になります。

バリアフリーを日本語に置き換えると、
「特定の誰かのための取り組みをおこなうこと」となります。

最初からみんなにやさしいデザインを!

バリアフリーはバリアを見つけるたびに、それを取り除くような取り組みをしなければなりません。
ロナルド・メイス教授は「できるだけ多くの人が使いやすいデザインをはじめから考えることが必要と考え、ユニバーサルデザインの考え方を広めていきました。
1990年代になると、日本にもその考え方が徐々に取り入れられ、広まってきました。

ユニバーサルデザインをもっとやさしく言いかえると、
「最初からみんなにやさしいデザインを考えること」となりますね。

ユニバーサルデザインの7つの原則

原則1:誰にでも公平に使用できること

誰にでも利用できるように作られており、かつ、容易に入手できること。

原則2:使う上で自由度が高いこと

使う人のさまざまな好みや能力に合うように作られていること。

原則3:使い方が簡単ですぐわかること

使う人の経験や知識、言語能力、集中力に関係なく、使い方がわかりやすく作られていること。

原則4:必要な情報がすぐに理解できること

使用状況や、使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に伝わるように作られていること。

原則5:うっかりミスや危険につながらないデザインであること

ついうっかりしたり、意図しない行動が、危険や思わぬ結果につながらないように作られていること。

原則6:無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること

効率よく、気持ちよく、疲れないで使えるようにすること。

原則7:アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

どんな体格や、姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしやすいスペースや大きさにすること。

copyright1997N.C.State University,The Center for Universal Design

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福祉局障害福祉課