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記者資料提供(2025年11月10日)
消防局救急部救急課
例年、夏と冬には救急搬送される方の数が増加する傾向があります。
この度、神戸市内で救急搬送された方の病名を季節ごとに分析し、夏と冬に多く発生する傾向にある救急の原因とその対策をホームページで公開しました。
これから冬を迎えるにあたり、次の点にご注意ください。
冬は、気温低下により血管が収縮し、血圧が上昇します。
特に、寒い時期には「暖かい屋内」から「寒い部屋や屋外」に移動する際に血圧が急激に変動することで「ヒートショック」が発生しやすくなります。
こうした血圧の上昇やヒートショックにより、「脳卒中」や「心疾患」が発症しやすくなります。


低温乾燥環境を好むウイルスによる風邪や感染症が増加します。
日本では、例年12月から3月頃に「季節性インフルエンザ」が流行します。また、同じ時期に「風邪」「肺炎」も増える傾向にあります。インフルエンザなどの呼吸器感染症をきっかけに、呼吸器系の慢性的な病気が急激に悪化することがあります。風邪や感染症の増加に伴い、小児の「熱性けいれん」も増加する傾向があります。
また、「胃炎」や「十二指腸炎」もこの時期に増加します。


ホームページでは、「夏」に多い救急搬送原因とその対策も公開しています。