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王子公園再整備【大学】のFAQ(よくある質問と回答)

最終更新日:2024年4月11日

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王子公園再整備【大学】のFAQ(よくある質問と回答)

ここでは、王子公園再整備のうち大学に関するよくある質問と回答を紹介します。
 
 

Q1.なぜ大学を誘致するのですか?(大学誘致の意義・効果は?)

 王子公園の再整備にあたっては、公園内の施設を適切に維持更新し、将来世代へ確実に継承するため、今ある施設をそのまま更新するのではなく、王子公園エリアの新たな価値を創出する必要があります。
 大学は、教育・研究機関としての機能に加え、若年層人口の受け皿として、転入や定着促進、昼間人口の増加にも大きく寄与し、地域の課題解決、地域経済の基盤強化など、地域社会においても重要な役割を果たすことから、大学誘致は新たな価値を創出するための最も有力な施策であると考えています。
 神戸市には23の大学・短期大学があり、現在も多くの学生による社会貢献活動や、大学におけるリカレント・リスキリング教育の機会の提供が行われており、今回の大学誘致においても同様の効果が期待できます。
 なお、令和4年度の調査結果に基づき、王子公園に4,000人規模の大学を誘致した場合の経済波及効果を試算すると、直接効果は年間約74億円、総合効果は年間約116億円となります。

<参考>意見交換会資料より抜粋
 ・大学生の社会貢献、地域活動への参加(PDF:241KB)
 ・近隣大学のリカレント教育(主な事例)(PDF:178KB)
<参考>経済波及効果
 ・4,000人規模の大学による経済波及効果(PDF:479KB)
 ・出典:「市内立地大学等が神戸に及ぼす経済波及効果分析 報告書」,市内大学等が神戸に及ぼす経済波及効果研究会,令和5年3月(PDF:591KB)

Q2.少子化が進む中、これ以上大学は不要ではないのですか?

 少子化が進む中でも学生が確保しやすい大都市中心部への立地志向は高まっています。関西圏においても複数の大学が都心部へ移転しており、全国の過去10年間の学生数は概ね横ばいで推移する一方、京都・大阪では学生数が増加しています。
 神戸市においても、王子公園の駅前の利便性の高い立地を活かして、地域に開かれた競争力の高い大学を誘致し、多くの学生を呼び込み、近隣地域の活性化を図ることで、持続可能な神戸の発展の実現につなげていきたいと考えています。
<参考>意見交換会資料より抜粋
 ・神戸市人口推移(PDF:332KB)
<参考>
 ・学生数の推移(PDF:248KB)

Q3.なぜここに大学が必要なのですか?

 少子化が進む中、学生が確保しやすい大都市中心部への立地志向が高まっています。
 王子公園は、阪神間の山麓部の交通利便性が高い文教エリアに立地しており、文教都市・神⼾としての地位を高め、都市間競争に打ち勝つためにも、大学誘致に最適なエリアであると考えています。

Q4.神戸市内の若年層の人口流出が最も大きいのは大学卒業時であり、大学生そのものを増やすのではなく、市内に働く場所を確保するなど、就職時の転出超過を抑制することが必要ではないのですか?

 神戸市人口ビジョンの年齢別・コーホート別の人口増減数によると、多くの若者が高卒就職時・大学入学時に相当する10代後半、20代前半に流入し、大卒・院卒就職時に相当する20代後半で流出していることがうかがえます。
 このため、神戸市内で働く場所を創出するほか、都心三宮やウォーターフロントの再整備など都市ブランドの向上を図り、若年定住・交流人口の増加に取り組んでいます。
 また、学生以外にも子育て世代等をターゲットとして、駅周辺のリノベーションによる鉄道駅の拠点性の強化や魅力的な住宅供給等を行っているほか、各種施策により移住・定住促進を図っています。
 なお、大学誘致により、学生等の人口流入を図るだけでなく、産学連携による地元企業の成長、スタートアップ強化なども期待できます。
 大学からは、学生が神戸市や地域への愛着を育み、神戸市内の企業等への理解を深め、市内での就業・定住のきっかけとして、学生が履修するカリキュラムにおいて地域・企業・自治体・学生が協働する機会を設けるとの提案をいただいています。
※コーホートとは同じ期間に出生した集団を意味する 

Q5.どんな大学を誘致するのですか?

 神戸そして王子公園の地にふさわしい国際性や多様性を高める特色のある大学を誘致します。
  王子公園周辺エリアの歴史と文化を尊重し、地域そして世界に開かれた大学を誘致するため、公募要項を定め、2022年12月21日より募集を開始しました。「大学運営(教育・研究等)」「地域経済」「地域貢献」「都市計画・景観等」「安定性・継続性(財務・会計)」の5つの視点で提案を求め、有識者等で構成する選考委員会での審査を経て、2023年6月に「学校法人関西学院」を優先交渉権者として決定しました。
 学校法人関西学院からは、現代の複雑な課題に対応できる人材の育成や、地域や企業等と一体となった産官学民連携、学びを通した地域や人々とのつながりの創出といった、神戸市の持続可能な発展に資する提案や、大学敷地や施設の市民開放、リカレント・リスキリング教育の機会の提供など、地域に開かれた大学にふさわしい提案をいただいています。また、屋外避難場所の確保などの防災に関する提案もいただいており、本市と学校法人関西学院が連携し防災機能の確保・向上に取り組みます。

Q6.大学誘致にあたり、なぜ土地を譲渡するのですか?また、第三者に転売されることはないのですか?

 王子公園再整備にあたっては、地域と共に成長し、地域活力の醸成や定住・交流人口の創出など持続可能な神戸の発展に貢献する、地域そして世界に開かれた大学の誘致を目指しています。
  大学には将来にわたって、その役割を担い続けていただく必要があり、期間を限定した賃貸借契約はなじまないことから、土地は譲渡することとしました。
 なお、大学誘致にあたり、都市計画で建物の用途を大学に限定する予定です。
 また、公募要項で、本市の承認を得ることなく、土地を第三者に譲渡することを禁止しており、土地譲渡契約でもその条項を盛り込みます。

Q7.都市公園に、大学を誘致することはできるのですか?

 都市公園内に設置できる施設は、都市公園法によって定められており、大学は含まれていません。そのため、大学誘致にあたっては、その区域を都市公園区域から除外する手続きを行う予定です。

Q8.大学が撤退したらどうするのですか?

 大学として相当な投資を行って進出することから、本市としては撤退することはないと考えています。

 

Q9.大学誘致のスケジュールはどうなっているのですか?

 大学誘致のスケジュールは以下のとおりです。
 <これまでの経緯>
 ・公募開始【2022年12月21日(水)】
 ・応募予定者登録【2022年12月21日(水)~2023年2月15日(水)】
 ・応募申込【2023年3月27日(月)~2023年4月28日(金)】
 ・優先交渉権者の決定【2023年6月19日(月)】
 ・「王子公園再整備にかかる大学設置・運営事業」基本協定の締結【2023年12月22日(金)】
 ・都市計画審議会【2024年2月5日(月)】
 <今後の予定>
 ・土地譲渡契約の締結【2024年度中】
 ・土地の引き渡し【2026年度末予定】
 ・土地の引き渡し【令和8年度末予定】

お問い合わせ先

都市局未来都市推進課