第1回認定神戸歴史遺産

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新たに5件を神戸歴史遺産として認定しました。
令和3年7月28日(水曜日)には、認定式を行い、保存と継承への思いをお話いただきました。

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地域で歴史遺産を守っているみなさんの声を動画でどうぞ!
第1回認定神戸歴史遺産の紹介(外部リンク)

詳しい内容は認定概要書をご覧ください。
第1回神戸歴史遺産認定概要書(PDF:2,263KB)

1.六甲ケーブル六甲山上駅

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昭和7年3月10日六甲ケーブル開通時の建造物で、地下2階、地上3階の鉄筋コンクリート造の駅舎です。アール・デコ風の建築様式を取り込んだモダンなデザインが特徴です。昭和初期の山上のハイカラなレジャー文化を感じられる現存建物として貴重な存在で、六甲山観光の玄関口として果たしてきた役割は大きく、六甲山のシンボル的存在です。

 

2.湯女を起源とする有馬芸妓文化

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江戸時代には、有馬温泉の名は有馬湯女と有馬節により全国に広まりました。明治時代に湯女は廃止されましたが、有馬芸妓はその唄や踊りによって有馬温泉の文化を引き継いでいます。湯女を起源とし、温泉街の歴史的な変遷を文化として体現している貴重な存在です。今後も文化を継承する意欲も強く、有馬温泉街での期待も高く、新たな取組も行われています。

3.「武井家文書」および「武井家伝来絵画資料(粉本)」

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「武井家文書」は須磨区旧板宿村の庄屋に残された、近世から近代の地域社会の動向と名望家の文化的活動の様子を克明に伝える文書及び絵図などで構成された資料群です。「武井家伝来絵画資料(粉本)」は絵画資料としてだけではなく、地方絵師の絵画制作の過程について触れることができる貴重な資料です。昭和63年に開館した百耕資料館において保存・調査・研究・公開が行われています。

4.安徳帝内裏跡伝説地

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江戸時代から源平合戦にまつわる伝説地として広く認識されています。寛文7年(1667)に作成された『摂津名所地図』に安徳帝内裏跡の記載があります。松尾芭蕉の紀行文『笈の小文』や江戸時代の多くの名所記などに紹介されました。明治時代以降も、地域住民により石碑や玉垣などがつくられ、現在まで保全活動が続けられており、地域の歴史を伝えるものとして活用を目指しています。

5.宮野尾神社の獅子舞

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宮野尾神社を核とした中山地区の10月の秋祭りの行事として、昭和初期頃からほぼ形態を変えずに収穫の感謝と翌年の豊作を祈願する獅子舞が継承されています。地区の若者が、獅子舞を舞う明神講を組織する体制も変わらず受け継がれています。時代にあわせた日程に変更し、年齢制限を緩和するなど柔軟に工夫して続けており、今後も精力的に継承されていきます。

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