研究・実証

最終更新日:2024年3月4日

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神戸市が実施する研究およびデータ提供等により実施・協力する研究は次のとおりです。
提供されるデータは匿名化したものであり、倫理的配慮に努めたものですが、情報が研究に用いられることについてご了承いただけない場合には研究対象から除外することができます。

研究結果

若年層の朝食欠食を改善するために、どのようなナッジ(自分にとってより望ましい行動をとれるようにそっと後押しする行動経済学的な仕掛け)を用意すればよいかをMY CONDITION KOBE上で検証。 

コロナ禍で人々の健康状態を維持・増進するためには、インセンティブ (金銭的な報酬)をどのように提供すれば良いのかをMY CONDITION KOBE 上で検証した。
 
センサーとスマホ等を活用することで、自宅で感染リスクに配慮した形で適度な運動や体力測定をしつつ、専門家に遠隔相談しながら、フレイル予防を目指す実証事業を行った。

実施中の研究

住民の特徴(性別、年齢、併存疾患、健康診断結果等)とその後の生活習慣病および要介護認定の発生や健康寿命の期間の関係を統計学的に調査。自治体が実施している保健医療介護事業の実施によってその後の健康状態にどのような影響を及ぼしたかを考察。
 
【活用データ】医療レセプト、介護データ、健診・検診データ、生活保護データ、予防接種データ、救急搬送データなど

 
新型コロナウイルス感染症が重症化する背景因子や対症療法の有効性について、また流行前後における医療・介護サービスの受診控えの有無と健康への影響について統計学的に検討。
 
【活用データ】医療レセプトデータ、介護データ、健診データ、予防接種データ、生活保護データなど

 
介護保険被保険者の医療・介護データ等の連結データセットを学習データとして用いて、個別要介護リスク予測を行う新規 AI を開発し、継時的データ解析により予測性能を検証。
 
【活用データ】医療レセプトデータ、介護データ、健診データ
 
 
特定健診の結果から肥満の程度を確認するとともに、レセプトデータ(診療報酬明細書)の病名から肥満症に関連するものを抽出し、肥満の程度で分類し、肥満の程度ごとにどういった健康障害 糖尿病、高血圧、脳梗塞などが起こっているのかを検討。
 
【活用データ】医療レセプトデータ、健診データ

 
コロナ禍以前でコロナ感染に対する予防策が講じられる前と、コロナ感染に対する予防策として、マスク着用等の行動変容が起こった後の喘息発作の発生率を、患者背景(年齢、性別、入院歴)等の背景因子を揃えた上で比較。
 
【活用データ】健診データ、医療レセプトデータなど
 
 
事業へ参加した人の健康行動改善効果と、社会属性による効果の相違を検証し、事業の費用対効果がどの程度期待できるかについてシミュレーションを行う。
 
【活用データ】MY CONDITION KOBEの健康アプリデータ、医療レセプトデータ、介護データ、健診データなど
 
 
生活背景の違いに着目し、健康格差の実態や、どのような要因が食生活や運動、歯・口腔、喫煙などの生活習慣や社会参加、社会的サポートなどの生活状況と関連を示すのかを、人工知能の技術を用いて分析。

【活用データ】健康とくらしの調査(2018年実施)

 
高齢者の多剤服用や薬剤師による服薬指導、医療の受療行動による介護認定への影響を明らかにするとともに、性差や居住地域の違い等、住民の背景との関連性について検証。

【活用データ】医療レセプトデータ、介護データ、健診データなど

 
要介護認定の介護区分が要介護1以上かつ65歳以上の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者への早期リハビリテーションの実施効果を検証し、神戸市民のCOPD患者におけるリハビリテーションの現状を明らかにする。

【活用データ】医療レセプトデータ、介護データ、健診データ、予防接種データなど

 
生活保護受給と糖尿病診療の質の関係を明らかにすることで、健康格差を改善する上でより効果的な保健・医療施策を検討。

【活用データ】医療レセプトデータ、健診データ、生活保護データなど

 
新型コロナウィルス感染症の流行による受診抑制や健康行動の変化、それらによる健康二次被害の実態を明らかにし、今後のwith コロナや新規感染症のパンデミックに備えた新たな政策提言を行う。

【活用データ】医療レセプトデータ、介護データ、健診データ、生活保護データ、予防接種データ、市民の健康とくらしに関する調査、健康とくらしの調査など
 

お問い合わせ先

健康局健康企画課