ストレスと上手につきあう

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ストレスとは、こころに感じるプレッシャーのこと。何とかうまくやっていこうとする気持ちがあるからこそ、私たちはストレスを感じます。

多少のストレスがあったほうが集中力とやる気が高まるというよい面もありますが、ストレスが大きかったり、長く続いたりしすぎると、こころだけではなくからだの調子も悪くなってくることがあります。ストレスの受け方は人それぞれ。強く感じる人もいれば、そうでない人もいます。ここで大切なポイントは、それぞれのストレスが大したことではないと感じていても、いくつかのストレスが重なるときは注意が必要です。

ストレスのサイン

何かに向かって頑張っているときほど、ストレスに気づきにくいものです。そこで、ストレスサインを知っておくことが大切になります。02_こころの相談窓口
 
こころのサイン からだのサイン
気分の落ち込み 寝つきがわるい
不安や緊張が強い 夜中に何度も目覚める
涙もろくなる 食欲がない
怒りっぽくなる 食べ過ぎが止まらない(過食)
興味・関心の低下 疲れやすい
誰とも話す気にならない 等々 めまい・頭痛・肩こり
  下痢や便秘になりやすい 等々

ストレスのサインに気づいたら

自分のストレスに気づけるようになると、適切に休むことができるようになります。
自分でできるストレスケアにトライしてみるのもおすすめです。誰かに話したり、気分転換をしたり、ゆっくり休むなどすることで、こころも体も軽くなっていくなら、自分でコントロールできる範囲といえます。

ストレスのつきあいかた8か条

ギャンブル、お酒以外の趣味をもつ

スポーツに熱中する、昔の仲間と親父バンドをはじめる、家庭菜園で農作業をするなど、ストレスがあっても没頭できる趣味があれば気分転換が可能です。しかし、競馬やパチンコなどのギャンブルは金銭的なストレス、付き合いのゴルフは仕事のストレスにつながり、過度なお酒はこころとからだの健康を害します。
01_音楽

入浴を楽しむ

入浴は、からだを清潔にするだけでなく、疲労回復や気分をリフレッシュさせる効果があります。こころと体の疲れを癒すお風呂時間を楽しむアイデアはさまざま!
好みの入浴剤で楽しむ、Bluetoothスピーカーや防水ケースに入れたスマートフォンで音楽や動画を楽しむなど、体を温めて全身をリラックスさせましょう。特に効果的なのが、ぬるめのお湯での半身浴です。心臓への負担も少なく、副交感神経が刺激されるので、ストレス解消につながります。
01_入浴

しっかり眠る

必要な睡眠時間には個人差があります。睡眠時間が長ければ良いというものではなく、その質もポイントです。大切なのは「スッキリ目覚め、起きているとき眠気を感じず、活発に活動できる」睡眠かどうかです。

睡眠に関する情報はこちら01_睡眠

手軽な運動

適度な運動は、さまざまな病気を予防したり、疲労やストレスを解消するなどの効果があります。しかし、これまで運動をしていなかった人が急にはじめると、ケガをしたり、長続きしなかったりします。気分転換の散歩もよいですし、ウォーキングやストレッチなど日常生活の中で手軽にでき身体に空気を取り込みながら行う有酸素運動でリフレッシュすることから始めましょう。01_走る

三食規則正しく

三食規則正しく、そして栄養バランスを考えた食事をとることは、健康なこころとからだをつくり、病気やストレスへの抵抗力を高めます。とくにストレスへの耐性を高めるビタミンB1、ビタミンC、カルシウムを多く含む食品を組み合わせてとるとより効果的です。

食習慣に関する情報はこちら

17_食事バランス

誰かに話す

イライラした出来事、学校や仕事の悩みなどは、誰かに話すことですっきりすることがあります。また、誰かに話すことでモヤモヤしていたことが整理できることもあります。

変化を重ねない

昇進・昇給したり、収入が増えたので、新居を購入して引っ越し、慣れない環境で仕事を長時間頑張る。こうした変化が重なった結果、こころの健康を害することがあります。良い出来事も悪い出来事も、環境の変化はストレスのもとになります。体調がすぐれないときや気分が落ち込んでいる時は、新しいことは始めず、先延ばしにできるものは先延ばしにし、複数の変化を重ねないように注意しましょう。

ものの見方、気の持ち方を変える

自分の考え方の癖を知って上手にバランスをとりましょう。感情よりも行動や考え方の方が自分でコントロールしやすいものです。変えられそうなことから手がけてみれば不思議と気分にも好影響がありますよ。
▶半分しかない ⇒ 半分もある
▶0か100、白か黒と決めつけない
▶否定的な予測をする ⇒ 肯定的な予測をする
▶ひとつのことを信じ込まず、ほかの場合も考えてみる

こころの相談窓口

相談機関の最新情報は、各機関の公式ホームページでご確認ください。

悩みごと相談窓口

神戸市こころといのちの電話相談

電話:078-371-1855(神戸市民専用ダイヤル)どんまい電話
受付:月曜~金曜(祝日及び12月29日~1月3日を除く)
10時30分~18時30分
 

生きているのがしんどい、つらいなどの悩みを1人で抱えこまず、ご相談ください。
社会福祉士等の専門員が、相談対応いたします。
抱えている問題を一緒に整理しながら、必要に応じて、適切な相談窓口をご案内いたします。
相談内容は厳守しますので、安心してご相談ください。

こころの情報

まもろうよこころ|厚生労働省

悩みや年代によって相談方法を選べます。

こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省

体がだるい、眠れない、イライラする・・・・・、こころの健康が気になるときに。

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳|厚生労働省

働く人、そのご家族、事業者、部下を持つ人、支援する人向けのポータルサイトです。

こころのオンライン避難所|いのち支える自殺対策推進センター

ショックなニュースや自殺に関する報道に触れ、心がざわついたときなどに、気持ちを落ち着ける方法を試してみませんか。

知ることからはじめよう こころの情報サイト|国立精神・神経医療研究センター

こころの健康や病気支援、サービスに関する情報を提供します。

KOKOROBO(ココロボ)オンラインメンタルヘルスケア|国立精神・神経医療研究センター

メンタル不調の予防と不調のある方への早期手当、さらに必要な方に医療への橋渡しを行う、オンラインによるメンタルヘルスケアシステムです。

その他の健康対策

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お問い合わせ先

健康局保健所精神保健福祉センター