学食を活用した高齢者見守り活動の開始・異世代交流イベントの開催 ～学園都市地区民生委員児童委員協議会・UNITY・神戸市外国語大学の連携～

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1.概要

神戸市の各地域において、高齢者の閉じこもり防止と地域コミュニティへの参加を促すため、地域の福祉活動団体等が、一人暮らしの高齢者などを対象にふれあい給食会を開催しています。
学園都市地区においては、学園都市地区民生委員児童委員協議会（以下、学園都市地区民児協）が毎月1回、給食会を開催していますが、「ひとり分の食事を作るのは大変」「学園都市にある大学の学食を利用できないか」等、参加者からの声を受け、神戸研究学園都市周辺にある5大学1高専が加盟しているUNITY（神戸研究学園都市大学交流推進協議会）と連携し、高齢者の学生食堂の利用を2025年5月1日より開始しました。大学連携組織が学食の活用による、民生委員活動の支援する取組は全国初です。
また、この取組の周知と高齢者の地域コミュニティへのより一層の参加を促すため、学園都市地区民児協とUNITY加盟校の神戸市外国語大学が連携し、高齢者と学生ボランティアグループとの交流イベントを開催します。

2.神戸市外国語大学と民生委員児童委員協議会の連携

（1）高齢者と学生との異世代交流イベント

• 開催日時：2025年6月24日（火曜）12時00分～14時00分
• 場所：神戸市外国語大学　三木記念会館
• 内容：カプラ（造形積み木）やボッチャなど簡単なゲームを通じた異世代交流

※交流イベント後、学生食堂で高齢者と学生が一緒に食事をします。

• 参加者：学園都市地区の高齢者・民生委員　約20名、神戸市外国語大学学生　約6名

（2）西区民生委員との懇談

• 開催日時：2025年6月26日（木曜）11時00分開始
• 場所：神戸市外国語大学　三木記念会館
• 内容：学生による高齢者支援ボランティア活動の報告、西区民生委員との閉じこもり防止や地域コミュニティへの参加に関する懇談
• 参加者：西区民生委員児童委員協議会、神戸市外国語大学学生・教員（地域貢献担当）

※神戸市外国語大学三木記念会館（住所：神戸市西区学園東町9丁目1）

3.学生食堂の利用

• 対象者：神戸市西区学園都市在住で、70歳以上の単身世帯、または、同居の方が全て75　歳以上の世帯の方（学園都市地区民児協の見守り対象の方）
• 利用方法：学園都市地区民児協が発行する「学食パスポート」を持参し、大学の学生・教職員と一緒に学食を利用。食事代は個人負担。
• 利用者の声：「1人で食事するより学生に交じってにぎやかな中で食事ができることがうれしい、学生とも話ができ、安価に利用できることも助かる」などの声が寄せられています。

 （参考1）民生委員・児童委員の取組
民生委員・児童委員は地域住民の一員として、住民からの様々な生活上の困りごとや心配事に関する相談に応じ、適切な支援やサービスへの「つなぎ役」としての役割を担うほか、一人暮らしの高齢者を対象としたふれあい給食会や高齢者世帯の見守り訪問活動、居場所づくり、こども食堂の運営等に取り組んでいます。

（参考2）神戸市外国語大学学生の高齢者支援ボランティア活動
神戸市外国語大学ボランティアコーナーの学生スタッフは、高齢者とのおしゃべり交流「がくえん陽だまりサロン」や、交流に来られない高齢者に対し、ご自宅に伺ってメッセージを届ける「陽だまりおたより」「訪問ボランティア」を実施しています。

（参考3）UNITY（ユニティ）の概要
神戸研究学園都市周辺にある5大学1高専（神戸芸術工科大学・神戸市外国語大学・兵庫県立大学神戸商科キャンパス・流通科学大学・神戸市立工業高等専門学校・神戸市看護大学）が連携して、加盟校の教育の充実、大学・学生・教員の交流、高大連携講座の実施事業を行っています。