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更新日:2019年11月1日

布引三十六歌碑

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明治のはじめ頃、花園社という市民団体が、布引の滝の周辺を布引遊園地として、平安時代から江戸時代にかけて詠まれた布引の滝の名歌の碑「布引三十六歌碑」を建てました。これらはその後散逸してしまいましたが、1934(昭和9)年に当時の神戸市観光課が布引渓谷の開放を進めた際、あわせて18基の復興を図りました。その後、1基は阪神淡路大震災で喪失したものの、17基は現在でも新神戸駅からみはらし展望台に至るハイキングコース沿いに点在しています。1992年(平成4年)から、神戸市により、新神戸駅からみはらし展望台までのハイキングコースや生田川再整備により整備された生田川公園に、未復興だった残りの歌碑も順次復興され、2007年(平成19年)に全ての歌碑が復興されました。

歌碑の写真

歌碑のみちマップはこちら

  • 歌碑のみちマップ(PDF:2,386KB)
  • マップは以下の場所でも無償配付しています。
  • 神戸市中央区役所まちづくり課・市総合インフォメーションセンター(交通センタービル1階)・市建設局中部建設事務所・市水道局庶務課

歌碑の解説はこちら

歌一覧

  • 1/布引の滝のしらいとなつくれは 絶えすそ人の山ちたつぬる(藤原定家)
  • 2/あしのやの砂子の山のみなかみを のほりて見れは布ひきのたき(藤原基家)
  • 3/布引の滝の白糸わくらはに 訪ひ来る人も幾代経ぬらむ(藤原行能)
  • 4/津の国の生田の川の水上は 今こそ見つれ布引の滝(藤原基隆)
  • 5/水の色たた白雪と見ゆるかな たれ晒しけむ布引のたき(源 顕房)
  • 6/音にのみ聞きしはことの数ならて 名よりも高き布引の滝(藤原 良清)
  • 7/さらしけむ甲斐もあるかな山姫の たつねて来つる布引の滝(藤原 師実)
  • 8/山人の衣なるらし白妙の 月に晒せる布引のたき(藤原 良経)
  • 9/山姫の嶺の梢にひきかけて 晒せる布や滝の白波(源 俊頼)
  • 10/幾世とも知られぬものは白雲の 上より落つる布引の滝(藤原 家隆)
  • 11/いかなれや雲間も見えぬ五月雨に さらし添らむ布引の滝(藤原 俊成)
  • 12/岩はしるおとは氷にとさされて 松風おつる布引のたき(寂蓮 法師)
  • 13/白雲とよそに見つれと足曳の 山もととろに落つる滝津瀬(源 経信)
  • 14/水上の空に見ゆれは白雲の 立つにまかへる布引の滝(藤原 師通)
  • 15/呉竹の夜の間に雨の洗ひほして 朝日に晒す布引の滝(西園寺 実氏)
  • 16/うちはへて晒す日もなし布引の 滝の白糸さみたれの頃(藤原 為忠)
  • 17/水上は霧たちこめて見えねとも 音そ空なる布引のたき(高階 為家)
  • 18/水上はいつこなるらむ白雲の 中より落つる布引の滝(藤原 輔親)
  • 19/岩間より落ち来る滝の白糸は むすはて見るも涼しかりけり(藤原 盛方)
  • 20/松の音琴に調ふる山風は 滝の糸をやすけて弾くらむ(紀 貫之)
  • 21/たち縫はぬ紅葉の衣そめ出てて 何山姫のぬの引の滝(順徳院)
  • 22/ぬきみたる人こそあるらし白たまの まなくもちるかそての狭きに(在原 業平)
  • 23/我世をは今日か明日かと待つ甲斐の 涙の滝といつれ高けむ(在原 行平)
  • 23別/こきちらすたきのしら玉拾ひおきて 世のうきときのなみたにそかる(在原 行平)
  • 24/雲井よりつらぬきかくる白玉を たれ布引のたきといひけむ(藤原 隆季)
  • 25/久かたの天津乙女の夏衣 雲井にさらす布引のたき(藤原 有家)
  • 26/ぬのひきのたき見てけふの日は暮れぬ 一夜やとかせみねのささ竹(澄覚法親王)
  • 布引のたきつせかけて難波津や 梅か香おくる春の浦風(澄覚法親王)
  • 27/たち縫はぬ衣着し人もなきものを なに山姫の衣晒すらむ(伊勢)
  • 28/ぬしなくて晒せる布を棚はたに 我こころとやけふはかさまし(橘 長盛)
  • 29/雲かすみたてぬきにして山姫の 織りて晒せる布引のたき(加藤枝直)
  • 30/主なしと誰かいひけむおりたちて きて見る人の布引のたき(小沢蘆庵)
  • 31/くりかえし見てこそ行かめ山姫の とる手ひまなき滝の白糸(鈴木重嶺)
  • 32/布引の滝のたきつ瀬音にきく 山のいはほを今日見つるかも(賀茂真淵)
  • 33/たち縫ぬ絹にしあれと旅人の まつきて見や布曳の滝(賀茂季鷹)
  • 33別/分入し生田の小野の柄もここに くちしやはてむ布曳の滝(賀茂季鷹)
  • 34/布引のたきのしらいとうちはへ てたれ山かせにかけてほすらむ(後鳥羽院)
  • 蛍とふあしやの浦のあまのたく 一夜もはれぬ五月雨のそら(後鳥羽院)
  • 35/世と共にこや山姫の晒すなる 白玉われぬ布引のたき(藤原公実)
  • 36/たちかへり生田の森の幾度も 見るとも飽かし布引の滝(源 雅実)
  • 番外1/千代かけて雄たき女瀧の結ほれし つきぬ流を布引の川(作者不詳)
  • 番外2/みそ六つのひに響けり山姫の 織るや妙なる布引のたき(太田錦里)
  • 句碑/涼しさや嶋へかたふく夕日かけ(布引坊)

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