神戸市史編纂のあゆみ

最終更新日:2023年8月21日

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第一輯、第二輯、第三集のあらまし

第一輯は、1918(大正7)年に神戸開港50年記念事業として編纂が始まりました。同10年から刊行を始め、同14年に完結しました。本編総説、本編各説、別録1、2、資料1~3、附図・年表・書目・索引・編集顛末の9冊からなります。本編総説は、古代から大正7年までの通史で、兵庫開港以後の記述が中心となっています。第一輯9冊は、1937(昭和12)年に再版となりました。


神戸市史 第一輯


第一輯(再版)

第二輯は、1934(昭和9)年に着手し、1937(昭和12)年に本編総説各説、別録、附図・資料・年表・書目・索引・編集顛末の全3冊が刊行されました。世界大戦後の神戸、昭和元年以後の神戸の2章からなる総説と、ほぼ第一輯の各説の章立てにならった各節からなり、別録は、中世の兵庫と外国関係の1編と、神戸の気象、神戸の港湾、神戸の海運、神戸港外国貿易の変遷の4章を収載しています。


神戸市史 第二輯

 

第三集は、1957(昭和32)年に着手し、主題別に編纂されました。1962(昭和37)年の行政編をはじめとし、社会文化編(1965年)、産業経済編(1967年)、年表・索引(1968年)の4冊が刊行されました。行政編は1934~58年の市政発展について、人口、市域の拡張など18章にまとめています。社会文化編は、1934~62年の社会文化の変遷を、社会編9章、文化編8章にわけて記録しています。産業経済編は、1926~65年の神戸産業経済史を工業、貿易、商業など8章で構成しています。


神戸市史 第三集

 

『新修神戸市史』の編纂について

『新修神戸市史』は、1989(昭和64/平成元)年に市制百年を迎えるにあたり、「市政百年史」を発刊する記念事業として企画されました。すでに三度にわたり延べ16巻の市史を刊行していましたが、過去の市史は文体が難解であったり、合併された町村の叙述がなかったりしました。遺跡・遺物の発掘や資料・史実の発見などの歴史学の発展の成果を取り入れるとともに、散逸しつつある貴重な記録類の保存を目指す必要がありました。1982(昭和57)年に新修神戸市史編集委員会を設置し、広く資料の収集・保存と、新たな市史の執筆を始めました。


新修神戸市史 歴史編


同 産業経済編


同 行政編


同 生活文化編

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