記者資料提供(2023年8月10日)
行財政局業務改革課神戸市文書館
池長孟(1891~1955)さんは近代の神戸を語るうえで、たいへん大切な人物のひとりであることは今さら言うまでもありません。池長さんが蒐集し、神戸市へ寄贈いただいた南蛮美術作品は現在「神戸市立博物館」の重要なコレクションを構成し、池長美術館の建物は「神戸市文書館」として活用されています。
神戸を熱愛し、神戸にこだわって生きた池長さんが、その時々に関わった建物を紹介しながら、彼の足跡をたどっていきます。
1 会期 令和5(2023)年9月16日(土曜)~10月15日(日曜)【22日間】
開館時間 10時から16時30分まで(入館は16時まで)、火曜・水曜は休館
2 会場 神戸市文書館 閲覧室
アクセス 神戸市バス(2)(18)系統「熊内5丁目」バス停下車すぐ
神戸市営地下鉄「新神戸駅」下車 東へ徒歩15分
3 観覧 無料
4 後援 NHK神戸放送局、神戸新聞社
5 特別協力 神戸市立博物館
6 企画展の概要
池長孟(1891~1955)は近代の神戸を語るうえで、たいへん大切な人物のひとりであることは今さら言うまでもありません。池長さんが蒐集し、神戸市へ寄贈いただいた南蛮美術作品は現在「神戸市立博物館」の重要なコレクションを形成し、池長美術館の建物は「神戸市文書館」の閲覧室として活用される歴史的建築物として知られているところです。池長美術館は自邸として葺合の野崎通に池長が建設した「紅塵荘」を設計した小川安一郎によって「自邸」とともに設計され、昭和13年に竣工しました。この美術館建物は、近代神戸の景観を保持する重要な建築物と評価されており、【神戸市指定景観資源】として大切に保護され、現在まで継承されてきています。
池長さんは兵庫の門口町の「旧家」の息子として育ち、ここで所帯を持ち暮らします。妻まさゑを亡くしてからは葺合に「紅塵荘」を構えて転居し、その後は熊内町へと転居し、「池長美術館」「附属倉庫」に併設する「自邸」を設け、第二次世界大戦を迎えます。大戦後には所蔵した南蛮美術作品とともに池長美術館の建物を神戸市に寄贈し、その後は東灘の本山町森にて晩年を過ごし、65歳で永眠します。
神戸を熱愛し、神戸にこだわって生きた池長孟さんが、その時々に関わった建物を紹介しながら、彼の足跡をたどっていきます。
7 企画展の構成
Ⅰ 兵庫 門口町の「池長本邸」
Ⅱ 旧宅を捨てて、葺合へ—「紅塵荘」の建設
Ⅲ 熊内町の「池長美術館」「附属倉庫」と「池長自邸」
Ⅳ やむなく熊内町から東灘 森へ
「市立神戸美術館」「市立南蛮美術館」
Ⅴ 「神戸市文書館」を経て~池長さんの遺志をつなぐ~
8 特別講演会 令和5(2023)年9月30日(土曜)14時~15時30分
講師 勝盛典子氏(元 香雪美術館館長)
演題 「真のパトロンとして生きる―池長孟の人生私観―」
会場 神戸芸術センター 501会議室(中央区熊内橋通7-1-13)
募集人数 70名(応募多数の場合は抽選)
※申込受付期間 令和5(2023)年8月31日17時まで
神戸市イベント申込サイトからのオンライン予約をお願いいたします。
https://kobecity-event.jp/reservations/calendar?id=1534
9 お問い合わせ先
神戸市文書館(行財政局業務改革課)
〒651-0056 神戸市中央区熊内町1-8-21
TEL:078₋232₋3437
FAX:078₋232-3840