ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年8月 > 障害福祉サービス事業所の商品力向上支援 ~プロの専門家とコラボレーションによる新商品誕生~
最終更新日:2022年8月3日
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記者資料提供(2022年8月3日)
神戸市では障がい者が作る「ふれあい商品」(自主製品)について、商品力を向上し販売を前提にした「売れる商品づくり」につなげるため、「ふれあい商品」商品力向上支援制度を展開しています。昨年度選定した市内3か所の事業所が商品開発に取り組み、このたび新商品が誕生しましたので、ご紹介します。
※「ふれあい商品」商品力向上支援制度
障害福祉サービス事業所が、デザイナーやパティシエ等の専門家と連携し、商品開発に取り組む場合に補助金を交付。毎年度1回事業所選定。
〇「手刺繍の良さを生かした機能性の高いメインバッグ(バッカストート)」:個性の作業所 七つの海(長田区)
・協力:イトイット代表 刺繍デザイナー 淺田ソマ氏
「自分ならこんなバッグが欲しい!」をコンセプトに、機能性に特化した、メインで使えるバッグを開発しました。
生地は、日本酒のもろみを搾る際に使う丈夫なバッカス生地を使用し、色はファッションに合わせやすい三色展開、刺繍図柄は七つの海らしさを生かした植物をモチーフにデザインしました。バッグの内側は上品な光沢のシャンタンを使用、大きめのポケットやファスナーポケット、ICカード等を取りやすくするナスカンをつけ、真ん中はA4サイズの書類も入り、またバッグ内が見えないようマグネットボタンを付けています。こんなバッグが欲しい!をたくさん集めた機能性の抜群のバッグ、あらゆるシーンでお使いください。
定価: 5,800円 サイズ:縦27cm 横40cm マチ12cm
〇「サスティナブルなユニセックスバッグ」:作業所巣立ち (西区)
・協力:incoherent やまさきともこ氏
「SDGsの考え方を取り入れた、男女の区別なく使えるバッグを作りたい」をコンセプトのもと、革や糸の色味で異なる印象に仕上がるバッグを作りました。
バッグはA5サイズマチ付きで、本体には姫路産の本革を使用、5色展開です。ストラップ部分は、本革のチェーン状パーツとネクタイ(リユース等)で構成され、革パーツ部分は、革のハギレなどを利用し、素材を無駄なく活用しています。
ネクタイ部分は取り替えや長さの調整が可能で、シーンによって印象を変えられます。ネクタイを使用することで、軽量で肌あたりが柔らかくて滑りがよく、ストラップ部分をファッションの一部として色柄アクセントを愉しむ新しいバッグです。
定価:9,800円 重さ:133g(ネクタイ除く)
サイズ:本体 縦210mm×横180mm、底のみマチ50mm、チェーン部分340 mm
〇「わたしのことばノート」:御影倶楽部(東灘区)
・協力:株式会社コウベノモリト 久木田啓氏
手すき紙で、世界に一冊だけのノートを作りました。もとになる手すき紙は白鶴酒造の酒パック再生紙で、関わりの深い書店や雑貨店、コミュニティスペース、カフェなどの協力を得て、その場所にしかない素材をすきこみました。利用者さんが手縫いし、丁寧に糸綴じノートとして仕上げています。ハレノヒ商会(福祉雑貨店)ではお客様の感想を書くノートとなり、アールサンでは母から娘への贈り物となりました。ノートに新たな思いを乗せていただき、物語が紡がれていきます。
また、協力いただいた方のインタビューをまとめ、人と人とのかかわりと、関わってきた時間の積み重ねを描いたショートムービーを作成しました。白鶴酒造資料館で動画上映会を予定しています。
定価:A5大ノート900円、A6大ノート700円、オーダーメイドノート製作 別途相談