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記者資料提供(2025年8月20日)
経済観光局ファッション産業課
永澤陽一は、1980年代よりファッションデザイナーとして時代の先端に挑み続けました。パリでTOKIO KUMAGAIのチーフデザイナーとして活躍し、帰国後に独立して自身のブランド「YOICHI NAGASAWA」で東京コレクション、パリコレクションに参加。特殊な素材や技術に挑戦し、その成果として比類なき独自の世界を創造し人々を驚かせ続けました。さらには「無印良品」や「AEON」などの服飾部門のプロデュースにも手腕を発揮。その後も後進の指導にも尽力する他、国内外の展覧会にも出展を続けています。
本展では神戸ファッション美術館に寄贈されたブランド発足当初からのコレクション作品の数々を展示。その稀有な発想の源流と創造性に焦点を当て、次世代のクリエイティビティに新たな火を灯すことを目指します。
(1)会 場 神戸ファッション美術館(東灘区向洋町中2-9-1)
(2)開催期間 2025年9月13日(土曜)~11月9日(日曜)
(3)開館時間 10時00分〜18時00分(入館は17時30分まで)
(4)休 館 日 月曜日、9月16日(火曜)、10月14日(火曜)、11月4日(火曜)
(ただし9月15日(月曜)、10月13日(月曜)、11月3日(月曜)は開館)
(5)入 館 料 一般1,000(800)円 大学生・神戸市外在住の65歳以上500(400)円
高校生以下・神戸市内在住の65歳以上は無料
※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
(6)主 催 神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
(7)後 援 サンテレビジョン、ラジオ関西
(8)企画協力 株式会社STIL、学校法人国際ファッション専門職大学
(9)装飾協力 大阪樟蔭女子大学
永澤氏の長年のコレクション作品を一堂に集め展示。創意工夫が美しく実装された、テクニックの数々を紹介します。
※展示作品例
日常的なギンガムチェックの柄と花というテーマを、高度なパターン技術とプリント技術によって未来的な造形表現へと再編成した。
大地や森など自然の風景を写しとったムラ染めのライダーズジャケット。動きに合わせて揺れる羽根は鳥の飛翔そのものを映し出し、人間が古来「狩り」を通じて命と向き合ってきた記憶を重ねた。
髪のように細い合成繊維を編み込み、身体に沿わせて立体的なフォルムを作る。
海を想起させる色彩を用い、光の加減で表情が変化するように設計。
フランス衛兵隊(ガルド・フランセーズ)の宮廷制服を起点に、階級と秩序の象徴であった服飾言語を、現代の身体へと再編集した作品。
パリに暮らしていた頃、蚤の市で出会った銀のスプーンから想起するノスタルジックな記憶や想像を、過去の美をまとう行為へと転換した。
人間が着用するはずの乗馬パンツを逆説的に馬が穿くという構造に置き換えた。
生命体と衣服の境界を曖昧にし、装いを通して価値観を揺さぶる知的アクションである。
(1)日 時 2025年9月12日(金曜) 受付13時30分~
13時40分より学芸員による解説を行います(30分程度)
(内覧15時00分まで)
(2)会 場 神戸ファッション美術館 1階展示室
(3)対 象 報道関係の方々ほか
(1)日 時 : 9月13日(土曜)14時00分~15時30分
(2)登 壇 者 : 永澤陽一氏(ファッションデザイナー、国際ファッション専門職大学教授・学部長)
近藤誠一氏(国際ファッション専門職大学 学長)
(3)会 場 : 神戸ファッション美術館4階 第1セミナー室
(4)定 員 : 80人(事前申込制・抽選)※8月20日(水曜)より受付開始
(5)参 加 費 : 無料(要当日観覧券)
(1)日 時 : 9月25日(木曜)、10月8日(水曜)、10月23日(木曜)
各日14時00分から30分程度
(2)会 場 : 神戸ファッション美術館1階 展示室
(3)定 員 : 各日20人(事前申込不要)
(4)参 加 費 : 無料(要当日観覧券) ※当日13時00分より整理券配布
神戸ファッション美術館
(指定管理者:神戸新聞地域創造・神戸新聞事業社共同事業体)
TEL:078-858-0050 担当:今中、福田
URL:https://www.fashionmuseum.jp/
Eメール:press@fashionmuseum.jp
ロココからアール・デコ、ディオール、現代のYOICHI NAGASAWAのシューズまで、美術館が所蔵する多様な足元の装いを各時代の衣装とともに紹介します。
①金糸・銀糸・シークインの刺繍が施された舞踏会用の婦人靴 1760-70年頃 スペイン
② アール・デコ期に流行したストラップのついたヒール靴
(左)1930年代 アメリカ (中)1920年代 アメリカ (右)1920年代 フランス
③ オートクチュ―ルの装いを引き立てた優雅なハイヒール
(左)クリスチャン・ディオール(ロジェ・ヴィヴィエ)
(右)カクテル・ドレス クリスチャン・ディオール 1948年頃
④ 山本寛斎のショー Kansai in Londonのために製作したブーツ 高田喜佐 1971年
⑤人工芝を素材にしたサンダル 永澤陽一 1990年代