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記者資料提供(2026年1月7日)
経済観光局ファッション産業課
江戸時代に確立された浮世絵木版画(錦絵)は、明治以降の西洋の写真や印刷技術導入の影響で、衰退の一途をたどっていました。その中で、あえて伝統的な絵師、彫師、摺師による分業体制の浮世絵木版画技術を使い、高い芸術性を意識した同時代の画家による取り組みが、「新版画」の始まりとされています。これを牽引したのが渡邊版画店(現在の渡邊木版美術画舗)・渡邊庄三郎(1885-1962)でした。
渡邊庄三郎は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店(横浜店)に勤め、そこで出会った浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了されると、浮世絵木版画の復興と新しい木版画制作を志しました。その後独立し、1909年に東京・京橋に渡邊版画店を構え、浮世絵研究と販売を行うかたわら、1915年から、来日した外国人画家の作品の版画化を試み、鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちとともに、高い芸術性を意識した新しい木版画の制作に取り組みます。江戸時代に確立された絵師、彫師、摺師の協業体制を踏襲し、高品質な材料を用い、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技法を駆使します。庄三郎の創意工夫と優れた審美眼に支えられた「新版画」は、昭和の初めに国内外で巻き起こる“新版画ムーブメント”の火付け役となりました。
本展覧会では、新版画のルーツであり、新版画制作の精神を今もなお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的なご協力のもと、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版をとおして、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながらモダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をご紹介いたします。
(1)会場 神戸ファッション美術館(東灘区向洋町中2-9-1)
(2)開催期間 2026年1月31日(土曜)~3月29日(日曜)
(3)開館時間 10時00分~18時00分(入館は17時30分まで)
(4)休館日 月曜日、2月24日(火曜)、(ただし2月23日(月曜)は開館)
(5)入館料 一般1,000(800)円 大学生・神戸市外在住の65歳以上500(400)円
高校生以下・神戸市内在住の65歳以上は無料
※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
(6)主催 神戸ファッション美術館、神戸新聞社
(7)後援 サンテレビジョン、ラジオ関西
(8)特別協力 株式会社渡邊木版美術画舗
(9)企画協力 株式会社アートワン
(10)装飾協力 大阪樟蔭女子大学

チャールズ・W・バートレット 《神戸の雨中》 大正5年(1916) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

平野白峰《対鏡(鏡の前)》昭和7年(1932) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

川瀬巴水《東京十二題 春のあたご山》大正10年(1921) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

川瀬巴水《東京二十景 芝増上寺》大正14年(1925) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

名取春仙《新派似顔絵 大河内伝次郎の丹下左膳》昭和9年(1934) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

小原祥邨《柘榴に鸚鵡》昭和初期 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵

高橋弘明(松亭)《白猫》大正15年(1926) 渡邊木版美術画舗版/㈱渡邊木版美術画舗蔵
(1)日時 2026年1月30日(金曜) 受付13時30分~15時00分
13時40分より学芸員による解説を行います(30分程度)
(内覧16時00分まで)
(2)会場 神戸ファッション美術館 1階展示室
(3)対象 報道関係の方々ほか
現代に受け継がれる渡邊新版画の専属摺師に摺りの技を実演いただきます。
(1)日時 2026年2月14日(土曜)13時30分~15時00分
(2)実演 林勇介氏(木版画摺師)
(3)解説 渡邊章一郎氏(渡邊木版美術画舗 代表取締役)
(4)会場 神戸ファッション美術館4階 第1セミナー室
(5)定員 40人(事前申込制・応募多数の場合は抽選)
※1月9日(金曜)より当館HPで受付開始
(6)参加費 無料(要当日観覧券)
(1)日時 2026年2月7日(土曜)、2月19日(木曜)、3月4日(水曜)、3月13日(金曜)
各日14時00分から30分程度
(2)会場 神戸ファッション美術館1階 展示室
(3)定員 各日先着20人(事前申込不要)
(4)参加費 無料(要当日観覧券) ※当日13時00分より受付にて整理券配布
神戸ファッション美術館
(指定管理者:神戸新聞地域創造・神戸新聞事業社共同事業体
TEL:078-858-0050 担当:今中、福田
URL:https://www.fashionmuseum.jp/
Eメール:press@fashionmuseum.jp
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ローブ・ア・ラ・フランセーズ(部分)1770-75年頃 フランス