ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2023年11月 > KIITO:神戸市立三宮図書館×KIITO連携企画 小説家・いしいしんじさんによる小説創作ライブと蓄音機音楽会
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記者資料提供(2023年11月16日)
産学連携推進課
神戸市の都市戦略「デザイン都市・神戸」の拠点施設である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」では、社会貢献活動の活性化や創造性を育むさまざまな活動に取り組んでいます。この取り組みの⼀環として、次のとおりイベントを開催いたしますのでご案内いたします。
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)は、「Assembleアセンブル -拡張する「場」の可能性を考えるトークセッション」第3回「いしいしんじのその場小説と蓄音機音楽会」を開催します。
いしいしんじさんは、幻想的、神話的、寓話的な作品で読者を魅了する作家として活躍し、その独特の物語世界から幅広い層に支持を得ています。〈その場小説〉は、小説家であるいしいさんが、マイクを左手、鉛筆を右手に原稿用紙に向かい、その場の空気や人々と呼応しながら即興的に言葉を書き下ろし、読み上げてゆく小説創作のライブです。第3回では、生糸検査所の歴史を伝える生糸検査所ギャラリーを舞台に、その日・その町・その場の人々と呼応しながら、一遍の小説が目の前で生まれ、読みあげられていく様子を体験いただきます。後半の蓄音機音楽会では、1950年代まで生産されていた、蓄音機用レコードの愛好家でもあるいしいさんのナビゲートのもと、貴重なレコードコレクションや蓄音機についての解説を交えながら、蓄音機コロちゃんで、レコードの音色を楽しみます。
Assembleアセンブル
-拡張する「場」の可能性を考えるトークセッション
第3回「いしいしんじのその場小説と蓄音機音楽会」
日時 | 2023年12月16日(土曜)14時~16時 |
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場所 | デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
2階 生糸検査所ギャラリー |
ゲスト | いしいしんじ(小説家) |
参加 | 500円(「その場小説」手書き原稿のコピーがおみやげでつきます) |
定員 |
35名(要事前申込、先着順) |
申込 | ウェブサイト(https://kiito.jp/)からお申込ください。 |
主催 |
デザイン・クリエイティブセンター神戸 神戸市立三宮図書館 |
1966年大阪生れ。京都大学文学部仏文学科卒。1996年、短篇集『とーきょーいしいあるき』刊行(のち『東京夜話』に改題して文庫化)。2000年、初の長篇『ぶらんこ乗り』刊行。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で織田作之助賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説に『トリツカレ男』『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』『よはひ』『海と山のピアノ』、エッセイに『京都ごはん日記』『且坐喫茶』『毎日が一日だ』など。マイクを手に、その場と呼応しながら即興的に言葉を編み、物語を紡ぐパフォーマンス「その場小説」を芸術祭、ギャラリー、書店など様々な場で発表している。現在、京都府在住。
デザイン・クリエイティブセンター神戸では、神戸市三宮図書館とともに、それぞれの機能やリソースを活用すべく連携事業に取り組んでいます。「出会い」「交流」を生む図書館、「創造(+クリエイティブ)」を活動キーワードに掲げるKIITO。両施設が1つの施設に同居することは、それぞれが持つ機能を融合させることができ、また、これまで以上に多様性を包括的に受け入れる「場」としての在り方を考える機会です。連携プログラムでは、ゲストを迎えたトークセッションのほか、様々なプログラムを開催していきます。
Assembleアセンブル
-拡張する「場」の可能性を考えるトークセッションについて
第1回「豊かな出会いを生む、図書館のかたち」
ゲスト:幅 允孝(有限会社BACH代表、ブックディレクター)
淺野隆夫(札幌市中央図書館 利用サービス課長)
第2回「地域のつながりと、生活を豊かにする場としての図書館」
ゲスト:久野和子(立命館大学文学部 教授)