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記者資料提供(2025年7月28日)
大学・教育連携推進課
(一社)大学都市神戸産官学プラットフォームでは、今年度から新しく「産官学連携による神戸の森林資源を中心とする里山価値の創出、向上プロジェクト」を展開しています。
本プロジェクトは、神戸芸術工科大学がプロジェクトリーダーとなり、六甲山系の森林資源を活かしながら、地域との新たなつながりを生み出すとともに、神戸ならではの里山資源の価値向上を目指します。また、農学と芸術の視点から、森林保全、地域資源の活用、デザイン思考を融合した新たな森林活用モデルを提案できる人材の育成に取り組んでいきます。
このたび、その一環として「森林×デザイン」をテーマとする次世代クリエイター育成講座「ミライ フォレスト サークル」を新規開講し、第1回公開講座を8月2日(土曜)に開催をいたします。本講座においては、2025年度に複数回の公開講座やフィールドワークなどを実施する予定です。
日 時:2025年8月2日(土曜)17時30分~20時00分(開場・受付17時00分~)
プロジェクトのご紹介・ご挨拶
プレゼンテーション・クロストーク・交流時間
会 場:KOBE Co CREATION CENTER 神戸市中央区三宮町1-9-1 9階
対 象:本講座にご興味のある方ならどなたでも
定 員:30名 ※先着順
受講料:無料
主 催:一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム
・「堂徳山の防災林とそこからはじまる物語」
東 若菜
Wakana AZUMA/神戸大学大学院農学研究科 准教授
1988年兵庫県明石市生まれ。神戸大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士。専門は森林生態学と樹木生理学。ツリークライミングや観測タワーなどを用いた林冠から地表までの野外調査、光合成や水利用などの生理測定、組織や細胞の構造などの解剖測定などをベースとし、様々な環境に生育する樹木の生理生態(生命活動)を紐解き、樹木と他の生物との関わり合いを明らかにすることを目指す。また、森林と人間社会の持続的な関係性の構築を目指した実証的な研究に取り組んでいる。
・「木を切り、暮らしに活かすまで」
馬場田 研吾
Kengo BABATA/BABATA WOOD DESIGN主宰
神戸芸術工科大学修士課程修了。1981年兵庫県西宮市生まれ。工業デザインを学んだ後、家具工房やメーカーでの実務経験、大学勤務や大学院での研究を経て、2018年に独立。地域材を活かした商品開発のほか、オリジナル家具の製作、展示やワークショップにも取り組み、近年では海外にも活動の場を広げている。
・「木の流通からみる街と森の関係」
ヤマサキ マサオ
Masao YAMASAKI/ SHARE WOODS代表
大学卒業後、出版社勤務を経てドイツ木材メーカーの輸入代理店に勤務。2009年に間伐材を活用した打楽器「カホン」を手づくりする「カホンプロジェクト」を創設し、日本全国の森との関わりを深め全国各地の地域材を活用したプロジェクトに携わる。2013年に、木に関わる情報と販売のプラットフォーム「SHARE WOODS」を設立。全国各地の森林や林業関係者、行政団体と連携しながら、デザインやものづくりを通して地域材のブランディングや流通の仕組みづくりをすすめている。
https://drive.kobeplatform.or.jp/index.php/s/XYqRgtok34xQ9j7
事前申込制(先着順)
以下URLまたは二次元コードからお申込みください。
https://forms.gle/7XJP88hgRyaistYi8
目指すもの | 内容 |
森林資源や里山に関するリテラシー教育と専門人材育成 | 森林資源学の専門家、建築家、デザイナー、エンジニアなど、幅広い分野から講師を招き、ディスカッションを通して、 新たな森林活用モデルを探求します。 |
里山価値への理解促進と教育普及(木育) |
神戸の整備材を、クリエイターのアイデアでプロダクト化するなど、実際に 手に触れ、加工をすることを通じて、 より身近に感じてもらいます。 |
産学連携による商品開発 |
六甲山と街の間にある防災林から切り出された整備材を用い、クリエイター によって、物語を汲んだ新しいプロダクトの提案を行います。 |
一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム 曽我
TEL:078-954-6921
Email:info@kobeplatform.or.jp