職員の懲戒処分について

処分案件　不適切な事務処理

(1)被処分者 　　交通局職員（一般職員・男性・59歳）

(2)処分内容 　　停職（５日間）

(3)処分年月日 　　2023年６月５日　　　　　　　 

(4)処分理由 
　2023年２月28日14時45分に、54系統舞子駅前行きを営業運行し、終点の舞子駅前に到着、降車扱いを終えたが、車内点検を行うことなく、バスを前方に移動させ、ドアを閉めてお手洗いに向かった。お手洗いを済ませ、バスに戻った際に、車内で電話をする男性を認めたため、状況確認し、降車対応を行ったが、約５分の間、乗客を車内に放置し、閉じ込めた。
　近年、車内閉じ込めによる死亡事故等社会的に大きく取り上げられている中で、局内でも車内の確認の徹底については、通知や指導を再三行っていた。また、被処分者は、同様の車内閉じ込め事案を2021年11月にも発生させ、懲戒処分を受けており、その際にも再発防止研修を行い、個別に指導を受けたところである。
　このような行為は、乗合自動車運転士としての自覚が欠如していると言わざるを得ず、また、交通局および交通局職員全体の信用を著しく失墜させるものであることから、上記の処分を行ったものである。