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飼養鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について（疑い事例）

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記者資料提供（2023年12月20日）
健康局環境衛生課

〈環境省同時発表〉
2023年12月19日（火曜）、市に環境省動物愛護管理室から以下のとおり連絡があり、神戸市内の施設において飼養されているモモアカノスリ（ハリスホーク）1羽について、高病原性鳥インフルエンザが疑われているとのことです。

当該モモアカノスリについては、12月13日（水曜）に大阪市内にて有害鳥獣追い払い作業をしていたところ、衰弱したハシブトガラスと接触したため、飼養者自らが12月14日（木曜）に検体を採取、12月19日（火曜）に北海道大学が簡易検査を実施しました。簡易検査の結果は陰性でしたが、リアルタイムPCRによる検査によって、H5亜型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された旨の報告がありました。なお、当該モモアカノスリは、12月18日（月曜）に死亡しています。また、当該飼養者は他にも複数の鳥を飼養しており、健康観察をお願いしていますが、これまでのところ体調等に異常は見られておりません。

本事例は、今シーズンで国内2例目の、飼養鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生が疑われる事例となります。今後、遺伝子検査を実施し、高病原性鳥インフルエンザであるか否かを確認する予定とのことです。

この報告を受け、国においては、当該飼養施設の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定しました。引続き、「動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針」に基づき、適切な対応を講じていきます。

1.詳細情報

回収日

場所

検体情報

簡易検査

遺伝子検査^※

野鳥監視

重点区域

都道府県

市町村

検体の種類

鳥種名

結果判明日

結果

結果判明日

結果

指定日

疑い事例

12月14日

兵庫県

神戸市

健全

飼養鳥

1羽

モモアカノスリ

12月19日

陰性

検査中

12月19日

　現時点では、リアルタイムPCRによって、H5亜型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された段階であるため、病原性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたわけではありません。

今後、高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子検査を北海道大学で実施予定。

2.留意事項

（1）　鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には一般的な衛生上の配慮として手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず市民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。

（2）　同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、危機管理室（078-322-6481）までご連絡下さい。