記者資料提供(2023年6月29日)
都市局未来都市推進課
王子公園再整備については、2022年12月に、動物園のリニューアルやスポーツ施設の再編、新たな大学の誘致などを盛り込んだ「王子公園再整備基本方針」を策定し、2022年12月21日より大学設置・運営事業者の公募を開始しました。
この度、有識者等で構成する選考委員会の審査結果を受け、下記のとおり優先交渉権者を決定したため、お知らせいたします。
1 優先交渉権者
学校法人関西学院
2 提案の概要
公募にあたっては、①大学運営(教育・研究等)、②地域経済、③地域貢献、④都市計画・景観等、⑤安定性・継続性(財務・会計)の5つの視点で事業提案を求めました。
優先交渉権者の提案概要は以下の資料をご覧ください。
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提案の概要(PDF:1,820KB)
3 審査結果
(1)評価点
審査項目 |
主な評価項目 |
配点 |
応募者 |
大学運営
(教育・研究等) |
運営方針、運営体制、人材育成等 |
200点 |
161.14点 |
地域経済 |
地元企業の活性化、都市ブランドの向上
起業・創業や雇用の創出、経済波及効果等 |
100点 |
76.56点 |
地域貢献 |
教育・研究成果の社会への還元、地域との関わり
学術・文化拠点としての機能強化、学び直しの機会の提供等 |
100点 |
76.13点 |
都市計画・景観等 |
歴史・文化や周辺環境との調和、王子公園との一体性
地域に開かれた大学、防災機能の提供等 |
100点 |
81.00点 |
安定性・継続性
(財務・会計) |
資金計画、収支計画、維持管理計画 |
100点 |
84.57点 |
合計 |
|
600点 |
479.40点 |
(2)審査講評の概要等
応募者からは、現代の複雑な課題に対して新たな価値を自ら生み出す人材の育成・輩出や、アントレプレナーシップの養成による起業・創業への寄与、学びを通した地域や人々とのつながりの創出、教育・研究成果の地域への還元について意欲的な提案がなされている。また、複数の大学施設を市民開放している点、グラウンドレベルを全て一般開放し、多様な回遊動線を創造することにより王子公園との一体性を持ったキャンパス計画となっている点や、公募対象地の高低差をうまく処理し、六甲山の山並みの景観に配慮した空間計画、新たな原田の森の創造に資する植栽計画となっている点を高く評価した。
※審査講評の詳細は、以下の資料をご覧ください。
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審査講評(PDF:519KB)
(3)選考委員会委員
- 委員長 嘉名 光市(大阪公立大学大学院 教授)
- 委 員 大槻 達也(桜美林大学大学院 教授)
- 委 員 杉岡 秀紀(福知山公立大学 准教授)
- 委 員 綴木 公子(さくら萌和有限責任監査法人 公認会計士)
- 委 員 藤本 英子(京都市立芸術大学 教授)
- 委 員 松下 佳代(京都大学大学院 教授)
- 委 員 和田 真理子(兵庫県立大学 准教授)
(敬称略、委員長を除き50音順)
4 今後の手続きの流れ(予定)
※具体的な時期は各種手続の進捗により確定します
5 その他
公募の詳細は以下のホームページをご覧ください。
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王子公園再整備にかかる大学設置・運営事業者の公募