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ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年6月 > 小学生によるイカナゴ・ヒラメ稚魚の放流を実施します

小学生によるイカナゴ・ヒラメ稚魚の放流を実施します

ページID:79841

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記者資料提供(2025年6月9日)
経済観光局農水産課
神戸市では、水産資源回復や地域漁業の振興等を目的に、魚の稚魚を育てて海に放流する「栽培漁業」に継続して取り組んでいます。子どもたちに海の生きものや水産資源の大切さ、食と環境とのつながり、地域の漁業の役割について学んでもらうことを目的に、神戸市立栽培漁業センターで飼育されたイカナゴおよびヒラメの稚魚を、漁業者等と市内の小学生が自らの手で放流します。また、放流前には漁業者等による魚の生態や資源回復の取組の説明も行います。

1.開催日時・場所等

対象:神戸市立塩屋小学校の児童(3年生・5年生)

実施日:2025年6月11日(水曜) 9時~(3年生) 10時~(5年生)

場所:塩屋漁港(神戸市垂水区塩屋町1丁目)

放流する稚魚:イカナゴ:約2,000匹、ヒラメ:約8,000匹
いかなご放流イメージ

2.イカナゴ放流の経緯

兵庫県下におけるイカナゴの資源量・漁獲量は、近年、海洋環境の変化等により大きく減少しており、大阪湾は2年連続で自主休漁となるなど、深刻な状況が続いています。

主な要因の一つとして、瀬戸内海の貧栄養化との関係が問題視されており、兵庫県水産技術センターの研究によると、夏眠期の肥満度低下により、夏眠明けの産卵数が減少していることが明らかになっています。

このような状況を踏まえ、兵庫県漁業協同組合連合会が夏眠前にイカナゴの人工給餌による肥育を行い、肥満度を高めたうえで放流する試験を実施しており、その一環で、神戸市立栽培漁業センター(運営:(一財)神戸農政公社)でも漁業者等と連携しイカナゴの肥育試験に取り組んでいます。

3.イカナゴ肥育試験

収容 2025年5月13日(火曜)約2,400匹 

 平均サイズ 全長75mm 体重1g 肥満度3.0

放流 2025年6月11日(水曜) 約2,000匹 

 平均サイズ 全長86.3mm 体重2.3g 肥満度3.4 ※6月3日時点

 今後の試験に活かすため、約200匹は継続して飼育します。
いかな飼育状況
 

4.その他

・雨天中止。6月10日(火曜)13時までに決定します。
・取材申込みは、6月10日(火曜)17時までに農水産課(078-984-0382)までご連絡ください。
・中止となった場合には、お申込みいただいた記者の方に個別にご連絡いたします。