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中央区等で特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が初確認

ページID:80408

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記者資料提供(2025年7月11日)
環境局自然環境課

サクラやモモ、ウメなどバラ科の樹木を加害する特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害が今年も多数確認されています。クビアカツヤカミキリは、近年新たに神戸市内で確認された外来昆虫で、幼虫が木の内部を食い荒らし、農業被害や倒木などの被害を発生させます。

今後も、市内での分布拡大が危惧されており、神戸市では現地調査や市民参加型の生物調査、様々な駆除対策を積極的に実施し、市内根絶を目標に取り組みを進めていきます。市民のみなさまには、成虫や被害を受けた木の目撃情報を通報いただくようお願いします。

※外来生物法に基づき、生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来生物として環境省が指定した生物。指定されると、飼養、栽培、保管等が禁止され防除対象となる。このため、生きたまま持ち運ぶことが禁止されている。

1.今年度の確認状況

月日 確認場所 被害木特定/成虫の確認 被害木
5月16日 北区 被害木特定 ウメ
5月21日 北区 被害木特定 サクラ
6月9日 北区 被害木特定 モモ
6月10日 垂水区※区内初確認 被害木特定 サクラ
6月11日 北区 被害木特定・成虫の確認 モモ
7月2日 東灘区※区内初確認
北区
成虫の確認
被害木特定・成虫の確認

ウメ
7月3日 北区 成虫の確認  
7月4日 北区 被害木特定・成虫の確認 プラム
7月5日 北区 被害木特定・成虫の確認 ウメ
7月7日 灘区
北区
成虫の確認
被害木特定

ウメ
7月8日 中央区※区内初確認 成虫の確認  

2.本市の対応

・現地調査やフラス(糞と木くずの混合物)のDNA検査をし、被害を特定します。

・被害木は、専門家の指導の下、主に次の対策を実施しています。

 ①被害木の伐採・焼却等処分

 ②成虫拡散防止のためのネット巻き

 ③樹幹注入農薬の投与(サクラのみ)

・特に、早期に伐採・焼却処分することが最も有効な対策となります。

3.市民のみなさまへのお願い

・現在、クビアカツヤカミキリの成虫が活動するシーズンです。

・市内の被害防止のため、何よりも早期発見・早期防除が重要です。

・成虫(死んでいる場合も可)やフラスを発見された場合は、通報をお願いします。

・成虫を捕まえた場合は、その場で捕殺してください。

 <通報先>

LINE又はメールで、写真を添付の上、発見日時、場所等を記載してください。

・神戸市環境局自然環境課 E-mail:biodiversity(at)city.kobe.lg.jp ※(at)は@に置き換えて下さい。

・神戸市LINE公式アカウントのメニューより通報
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【参考】クビアカツヤカミキリについて

・名前のとおり首(胸部)が赤色、他は光沢のある黒色の体が特徴です。

・成虫は5月末~8月頃に出現し、メスは1匹あたり生涯で最大1000個産卵します。

・成虫はサクラ、ウメ、モモ等のバラ科樹木の樹皮の割れ目に産卵し、ふ化した幼虫はこれらの樹木の内部を食害しながら2~3年かけて成長します。この時にかりんとう状のフラスを多量排出します。また、幼虫がさなぎになる前に、大量の木くずを出します。

・食害が進むと樹木を枯死させるため、桜並木等への被害が懸念されています。

・2012年に愛知県での発見以降、全国各地に侵入しており、兵庫県内でも明石市、芦屋市、神戸市、西宮市、三田市、丹波市で確認されています。
 

クビアカツヤカミキリ成虫 幼虫の出すフラス
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